アルゼンチンを出発したクルーズ船「MVホンディウス号」で「ハンタウイルス」の集団感染が疑われています。これまでも、クルーズ会社はクルーズ船を何度も運航してきたはずなのに、なぜ突然、今回に限ってクルーズ船で「ハンタウイルス」集団感染疑いの騒動が起きたのか? 疑問に思っている方も多いはずです。本記事では、これまで「ハンタウイルス」の集団感染が起こらなかったのに、なぜ突然起きたのか?を調査したところ、いくつかの理由が見えてきました。その詳細を詳しく解説します。

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【ハンタウイルス集団感染?】クルーズ船の航路とツアー詳細


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これまで起きなかったのに、なぜ突然クルーズ船でハンタウイルス集団感染が起きた?理由は?
大西洋を航海するクルーズ船「MVホンディウス号」でなぜ突然「ハンタウイルス」の集団感染疑惑が起きたのか? 「昨日今日始まったクルーズ観光じゃないでしょ?」「なぜ、今回に限って?」と疑問に思っている方も多い事でしょう。
多くの方が、今回の航路を辿るクルーズ観光はこれまでに何度も行われているであろうと考えているかもしれません。しかし、今回の航路設定、アルゼンチンのウシュアイア~カーボベルテのプライアまでのクルーズは、毎年4月に1回だけ運航するクルーズでした。
この航路での運航は過去に2025年の1回しかしておらず、今回の2回目の運航で、「ハンタウイルス」集団感染疑惑という非常事態となりました。
2025年~2026年のクルーズ船「MVホンディウス号」のツアー航路
クルーズ船のツアー会社「OCEAN EXPEDITIONS」の過去のツアーについて調査してみますと、2020年~2024年までは、現在とは異なりセントヘレナ島~カーボベルテ/プライアまでの区間をクルーズするツアーでした。(※その際も年1回の運航) そのツアーが、2025年から変更になり、クルーズ船の出発地がセントヘレナ島の西に位置するアルゼンチンのウシュアイアになりました。それにより、ツアー会社はより多くの乗客を取り込もうとしたようです。
大西洋絶海の孤島・セントヘレナ島で「ハンタウイルス」は見つかっていませんでしたから、2020年~2024年のクルーズでは問題が起きなかったと考えられます。
今回問題になっている「ヒトーヒト感染」が確認されている「ハンタウイルス・アンデス型」は主にアルゼンチンとチリとウルグアイで感染が確認されているウイルスです。
今回、クルーズ船「MVホンディウス号」で
「ハンタウイルス」の集団感染疑惑が起きたのは、
クルーズ船の出発地を
アルゼンチンのウシュアイアに変更したことが
影響している可能性が高い
と言えるでしょう。
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なぜ、2025年のクルーズで集団感染が起きなかったのか?
クルーズ船のツアー会社「OCEAN EXPEDITIONS」のサイトを見ると、今回のクルーズに参加した乗客は、イギリス人、アメリカ人、スペイン人が目立って多いことが分かります。これらの国々の方が、出発地であるアルゼンチンのウシュアイアに来るには、各国の空港から、アルゼンチンのブエノスアイレスで乗り継ぎし、ウシュアイアの空港にアクセスするのが一般的です。
「ハンタウイルス」はアルゼンチン全土に渡って感染が確認されているわけではなく、宿主となるネズミが多く生息する森林・山岳地帯に集中しています。
2025年~2026年のアルゼンチンの「ハンタウィルス」感染症例

※「EL PAIS」のデータ参照
国際空港があるブエノスアイレス州は大半が草原地で森林・山岳地帯ではありませんが、「ハンタウイルス」感染者が多いのはアルゼンチンの首都で人の交流が盛んなため、アルゼンチン各地の感染者が集まりやすい傾向にあるためだと推測されます。しかし、クルーズツアー参加者はブエノスアイレスで飛行機の乗り継ぎのみの滞在であれば、「ハンタウイルス」感染のリスクは低いと思われます。また、2025年はブエノスアイレスに数日滞在したクルーズツアー参加者もいなかったのかもしれません。
2025年のクルーズで、
「ハンタウイルス」の集団感染疑惑が起こらなかったのは、
参加者の多くがブエノスアイレスで長時間の寄り道をせずに
空路でウシュアイア入りしていたためではないか?
と考えられます。
クルーズ船の出発日よりも数日前にウシュアイアに到着し、ウシュアイア観光を楽しむ乗客がいたとしても、ウシュアイアは「ハンタウイルス」の症例報告はない地域のため、問題が起こらなかったと推測されます。
2026年のクルーズで「ハンタウイルス」の集団感染疑惑が起きた理由
では、なぜ2026年のクルーズで
「ハンタウイルス」の集団感染疑惑が起きたのか?
それは、クルーズ船内で最初に亡くなったオランダ人の男性とその後に亡くなった妻が、クルーズ船「MVホンディウス号」の乗船前に、5カ月間の長期間にわたって、アルゼンチン、チリ、ウルグアイの3か国を車で陸路の旅をしていたことが影響しているのではないかと考えられます。チリとウルグアイに関しては、「ハンタウイルス」の詳しい発生状況のデータは見つかりませんでしたが、過去に「ハンタウイルス」が確認されていた事は事実のようです。(※「チリの情報」/「ウルグアイの情報」)
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オランダ人夫婦が
南米各地を陸路で旅している間に、
「ハンタウイルス」に感染してしまった可能性
が捨てきれません。
旅の道中でウィルス感染したネズミと接触
したかもしれませんし、
感染症例の多い地域でウィルス感染した人と接触
したかもしれません。
もしかすると、
感染していたネズミが車に紛れ込んでいた可能性
もあるかもしれません。
上記の可能性がどの程度あったのか?
クルーズ船「MVホンディウス号」のツアーは野鳥観察を主体とした内容となっていること、またオランダ人夫婦は出発前にウシュアイアでバードウォッチングツアーに参加していたことから、夫婦は熱心な野鳥観察愛好家「バーダー(Birder)」である可能性が高いです。
スペインのテレビメディア「6 laSexta」にオランダ人夫婦の、クルーズ船出発前の南米旅行の大まかな旅程が掲載されています。
亡くなったオランダ人夫婦の旅程
| 日付 | 期間 | 滞在国 |
| 2025年11月27日~2026年1月7日 | 42日間 | 11月27日に、アルゼンチンに到着 レンタカーを手配して、アルゼンチン国内を観光 |
| 1月7日~1月31日 | 25日間 | チリに滞在、観光 |
| 1月31日~2月12日 | 13日間 | 再びアルゼンチンに滞在、観光 |
| 2月12日~不明 | 30日間 | 再びチリに滞在、観光 |
| 不明~3月13日 | 再びアルゼンチンに滞在、観光 | |
| 3月13日~3月27日 | 15日間 | ウルグアイに滞在、観光 |
| 3月27日 | 4日間 | アルゼンチンに入国 |
| 3月27日~3月30日 | クルーズ船の出発地・ウシュアイアに移動 | |
| 3月31日 | 【推測】ウシュアイアでバードウォッチングツアーに参加か? | |
| 4月1日 | クルーズ船「MVホンディウス号」が出発 |
(※「6 laSexta」の情報参照)
オランダ人夫婦がたどった詳細なルートは明らかにされていませんが、車の旅の終盤のウルグアイからアルゼンチンのウシュアイアまでの移動はかなりハードな移動であったと思われます。距離にして3322キロです。これを4日間で走破するわけですから1日約830キロの移動です。830キロという距離は、東京から岡山県を超えた広島県辺りの距離に相当します。それが4日間連続ですから、このオランダ人夫婦の車旅はかなりハードな旅だったと想像できます。オランダ人夫婦は、クルーズ船に乗船した時点で、かなり疲労し体力が落ちていた可能性があります。
上記のオランダ人夫婦の大まかな旅程に沿って、アルゼンチン、チリ、ウルグアイにおける有名な野鳥観察スポットを洗い出し地図に反映させたものが以下になります。赤い色のピンは、過去に「ハンタウイルス」の確認された地域にある野鳥観察スポットです。
アルゼンチン、チリ、ウルグアイの有名野鳥観察スポット
※赤は過去に「ハンタウイルス」が確認された地域
上記の地図を見ると「ハンタウイルス」が確認された地域の野鳥観察ポイントが、少なからずある事が分かります。これらのピンは訪れる可能性が高いスポットなので、これはちょっと心配になりますよね。
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クルーズ船出港前に約5カ月間に渡って、
上記の3国を陸路で移動し続けていたのであれば、
この期間にオランダ人夫婦は、
「ハンタウイルス」に感染した可能性が少なからずある
ように思えます。
まとめ
今回、なぜ突然クルーズ船「MVホンディウス号」において「ハンタウイルス」の集団感染疑惑が起こったのか? その理由について解説しました。
もともと、クルーズ船の出発地はアルゼンチンではなかったのに、アルゼンチンのウシュアイアに変更したことで、アルゼンチンの「ハンタウイルス」の症例が確認された地域を通過してきた人物がクルーズ船の乗客になる可能性を引き上げてしまったと言えます。もともとの、セントヘレナ島が出発地であれば、今回の騒動は起きづらい環境だったと思われます。
さらに、スペインのメディア「EL PAIS」によると、2025年はアルゼンチンで雨が多かったことから、げっ歯類(ネズミ)の餌が豊富になった事で、げっ歯類の個体数が増加し、2025~2026年シーズンの「ハンタウイルス」の感染症例は、前シーズンの2倍の101件、その内亡くなった例が32件あったとされています。
要するに、
クルーズ船で「ハンタウイルス」の
集団感染疑惑が起こったのは、
これまでずっと起こってなかったのに
突然起きたわけではなく、
運航の条件を変化させたこと、
アルゼンチンでネズミが例年より多かったこと、
これまでいなかった旅行スタイルの乗客が
クルーズ船の乗客となったこと
などが重なって、発生したと言えるでしょう。
世界中の人々は、2020年~2021年に猛威を振るったコロナのパンデミックを経験しているので、今回の「ハンタウイルス」の感染がどこまで広がるのか、気になっているはずです。今後の動向を注意深く見守りましょう。
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