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【温泉施設5歳行方不明】唯一の目撃情報に浮上する疑問とは?

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6月21日から5歳男児が鹿児島県霧島市の温泉施設から行方不明になっています。6月23日に「日テレNEWS」がこの騒動で唯一の目撃情報について報じていますが、その目撃情報にはかなりの違和感があり、いくつかの疑問が生じています。本記事では、唯一の目撃情報に違和感を感じる理由を分かりやすく解説します。

【温泉施設5歳行方不明】唯一の目撃情報に浮上する疑問とは?
【温泉施設5歳行方不明】唯一の目撃情報に浮上する疑問とは?
(※画像はイメージ)

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目次

【温泉施設5歳行方不明】唯一の目撃情報に浮上する疑問とは?

※本記事で取り上げる目撃情報の違和感は、メディアが取材したインタビューを部分的に切り取った内容を報道をしたために生じている可能性もあります。特定の人物を疑う意図は全くありません。

鹿児島県霧島市の温泉施設「かれい川の湯」で5歳男児が行方不明になっている件で、「日テレNEWS」が唯一、男児の目撃情報について報じています。

温泉施設の支配人が目撃情報について語っています。
※クリックするとすぐにそのシーンが再生されます。

5歳男児の目撃情報

温泉施設支配人の証言
入って来るお客様が『向こうにいたよ』みたいな話を、こっちに来るときに、『子供がいた』って言うから、じゃあそっちだと思って、上の方探しましたね……山とかのかくれんぼじゃないですけど、そっちの方に行ったんじゃないかってかたちで、うちのスタッフ全員探しました……

引用 6月23日配信の「日テレNEWS」より

「日テレNEWS」の動画から分かることは、話をしている温泉施設の支配人が直接、5歳男児を目撃したわけではなく、温泉施設にやって来た他のお客さんが「子供がいた」と証言したということのようです。しかし、上記の温泉施設支配人の言葉にはよく意味が分からないことが複数含まれています。

お客さんの「向こうにいたよ」という証言から「上の方」を探したと話す、温泉施設支配人。「上の方」とはどこをさしているのか?「山とかのかくれんぼ」という言葉を続けているので、川の中ではなく、山側に子供がいたという目撃情報だった可能性があります。

山に挟まれた温泉施設「かれい川の湯」

温泉施設「かれい川の湯」は東側と西側に山があります。「西側の山」は、温泉施設が接している国道の向かい側にある山で、下記のGoogleストリートビューの画面の左側の茂みになります。

画面左側が「西側の山」

上記画像を見れば一目瞭然ですが、「西側の山」は崖状になっていて、大人でも登ることはほぼ無理と言っていいでしょう。

また、目撃者の方の目線で考えた場合、訪れた温泉施設で「子供がいない!」と大騒ぎになっている状況で、「向こうにいたよ」と情報提供したという事は、温泉施設とは全く関係のない場所で見た子供をさしているとは考えにくく、温泉施設のスタッフが探している子供の可能性が高いからこそ、教えてあげたのではないかと推測できます。

という事は、目撃者が子供を見たのは、温泉施設「かれい川の湯」の駐車場に車を止めた場所から施設に入るまでの間と考えるのが自然です。まとめると、温泉施設の支配人は、駐車場に車を停めたお客さんから「東側の山に子供がいた」という話を聞いたということだと思います。

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【画像1】温泉施設「かれい川の湯」の駐車場から見渡せる東側の山の範囲
【画像1】温泉施設「かれい川の湯」の駐車場から見渡せる東側の山の範囲
画像出典:Google Earthより(※加工して掲載)

5歳男児は「東側の山」に辿り着けたのか?

しかし、ここで
5歳男児が「東側の山」に辿り着けるのか?
という疑問が生じます。

なぜなら、5歳男児が「東側の山」に行くには、天降川(あもりがわ)を横断しなければなりません。そのためには川岸に下りる必要がありますが、温泉施設「かれい川の湯」側のコンクリートの護岸高さ3.5メートルあり、川岸へ降りる階段などは設置されていません。

【画像2】温泉施設「かれい川の湯」と天降川の位置関係
【画像2】温泉施設「かれい川の湯」と天降川の位置関係
画像出典:Google Earthより(※加工して掲載)

温泉施設「かれい川の湯」の建物の約60メートル先に川岸まで斜面に沿って降りられる場所があり、石伝いに対岸まで行けそうな場所があるにはありますが、5歳男児が行方不明になった6月21日は、上記画像よりもかなり天降川が増水していたので、川に浸からずに対岸に行く手段はなかったと考えられます。

6月22日の温泉施設「かれい川の湯」の目の前の
天降川の水量が分かる動画(冒頭部分)

5歳男児が、「東側の山」に辿り着くには、3.5メートルの護岸から天降川に飛び降りる、若しくは落ちる。または、北側の傾斜地から天降川に入る、しかありません。

そして急流に流されつつ、川の中州に流れ着く。裸足で草ぼうぼうの中州を横断し、再び川に入り流されつつ「東側の山」に到達……というルートになります。

そんなの
めっちゃ
怖いやん!!

しかも目撃した人が、温泉施設「かれい川の湯」に駆け込み「大変だ、川の向こう岸に子供が倒れている! 早く救急車呼んで!」というテンションではありませんでした。「向こうにいたよ」というテンションなら、わりと元気にしていた印象を受けます。

わずか5歳の男児が、
そこまでタフでいられるのか?
とても信じがたいです。

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さらに疑問なのが、目撃情報を受けて、温泉施設支配人がスタッフ全員で「上の方を探した」とインタビューで答えている点です。「上の方」がどこをさしているのか定かではありません。仮に「上の方」が「東側の山」の上の方だった場合、「東側の山」に辿り着くことが困難なのは、スタッフも同じです。大人でも当日、増水した天降川を横断するには腰の下まで水に浸からないと横断できなかったはず。一般人がそこまで危険を冒して探していたのか? 疑問です。

※【画像2】からも分かるように、温泉施設「かれい川の湯」から国道を南に約340メートル下ると、「東側の山」の未舗装の道にアクセスできる地点があります。ここから入れば、「東側の山」に濡れずに行けますが、かなり面倒なコースですよね。このコースで捜索したのかも疑問です。この未舗装の道にはフェンスが立てられ、温泉施設が覗けないように配慮されています。

よって、目撃者が見たという子供は、行方不明になっている5歳男児である可能性はそれほど高いとは言えないと考えます。位置関係の誤認や、別の場所での目撃情報が混ざってしまったなど、情報が錯綜している可能性が高いのではないでしょうか。

まとめ

温泉施設から5歳男児が行方不明になっている件で、「日テレNEWS」だけが5歳男児の目撃情報を報じていますが、その情報が、現地の地理的な事情を踏まえると、やや矛盾や疑問が残る、という点について解説しました。

しかし、これは「日テレNEWS」がインタビュー動画を編集、切り取りを行ったために生じた疑問の可能性もあり、温泉施設支配人の説明を全て聞けば納得がいくものになる可能性も十分あります。本記事に、温泉施設支配人を疑う意図は全くありません。

目撃情報に関して、他のメディアが全く触れていない事からも、この目撃情報はあまり重要視されていないのかもしれません。台風7号も発生し鹿児島県に接近しています。未だ見つからない5歳男児が心配です。台風が来る前に見つかることを願うばかりです。

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