死んだクジラ「淀ちゃん」を海に返す(沈める)方法は?水産庁のマニュアルとは?

最新情報を追記しています。
一番下に「淀ちゃん」の運搬作業の動画も掲載しました!

2023年1月9日に大阪市西淀川区の淀川河口に迷い込んだマッコウクジラ(愛称「淀ちゃん」)の死亡が1月13日に確認されました。死んだクジラ「淀ちゃん」は海に返すということで紀伊水道沖に沈められるといいます。死んだクジラはどのような方法で海に沈められるのか? 調べてみました。

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死んだクジラ「淀ちゃん」を海に沈める方法は?

死んだクジラを放置すると、凄まじい腐敗臭が発生し、体内に溜まったガスが爆発することもあって、クジラの死体は通常、地中に埋められるか、火葬処理されるか、海に沈められるかのいずれかの方法で処理されるといいます。今回のクジラ「淀ちゃん」に関しては海に沈めるという方法か取られることになりました。

死んだクジラはどのようにして海に沈められるのか?

その方法はなんと、水産庁でマニュアル化されていました!　今回のクジラ「淀ちゃん」に関してもこのマニュアルに沿って処理され海に沈められるといいます。手順は以下の通り。

1. クジラの死骸を沈める場所を選定
2. 台船にクジラの死骸を積み込みして、ガス抜き作業
3. クジラの死骸を漁網で包んでワイヤーをかけ、方塊ブロック(重り)を括り付ける
4. 台船で沈下位置へと曳航
5. クジラの死骸を海底へ沈下させる

1　クジラの死骸を沈める場所を選定

産経新聞WEBニュースによりますと、今回のクジラ「淀ちゃん」の死骸は、和歌山県と徳島県と間の紀伊水道沖に沈められるという事ですので下記のあたりに沈められると予想されます。

左下の で大きさを調整してください。