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吉田正尚選手のホームランが入った左翼フェンスが高い理由は?/グリーンモンスターはなぜ出来た?

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フェンウェイ・パーク
ボストン・レッドソックスの本拠地「Fenway Park」
User Jared Vincent on Flickr, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

2023年4月4日朝(日本時間)、吉田正尚選手のメジャー初ホームランのニュースが飛び込んできました! WBC2023年では打率4割0分9厘、打点は13点と大会No.1だった吉田正尚選手、日本代表「侍ジャパン」の優勝に大きく貢献してくれた選手の一人なんですが、好調はなおも続いているようですね~。

そんな吉田正尚選手のメジャー初ホームランは所属するボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークの左翼スタンドでした。フェンウェイ・パークの左翼フェンスは日本の球場ではありえない「グリーン・モンスター」と呼ばれる高さ37フィート2インチ(11m33cm)の巨大な壁がそびえており、驚かれた方も多かったと思います。この球場、フェンウェイ・パークの左翼フェンスがなぜあんなに高いのか? その理由について解説します!

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吉田正尚選手のメジャー初ホームランが入った左翼フェンスが高い理由は?
グリーンモンスターはなぜ出来た?

WBC2023で、日本代表「侍ジャパン」の優勝に大きく貢献してくれた吉田正尚選手、2022年12月にボストン・レッドソックスと契約し今季よりメジャーリーカーとなりました。

2023年4月4日(現地時間4月3日)、吉田正尚選手が所属するボストン・レッドソックス × ビッツバーク・パイレーツの試合で吉田正尚選手がメジャー初ホームランを打ちました~。その時の様子が コチラです!

吉田正尚選手、メジャー初ホームラン

左翼フェンス、とんでもなく高いですよね~
これが「グリーンモンスター」です!!

「グリーンモンスター」の上からの眺め
Bernard Gagnon, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons

この球場は吉田正尚選手が所属するボストン・レッドソックスの本拠地の球場で「フェンウェイ・パーク」というんですが、なぜこんなに高い左翼フェンスを作ったのか? その理由は以下の通りです。

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「フェンウェイ・パーク」に「グリーンモンスター」が出来た理由

この「フェンウェイ・パーク」はメジャーリーグの専用球場としては最も古い球場で111年の歴史があります。アメリカの国定歴史建造物にも指定されており伝統のある球場なんですよ。

この球場は1912年に完成しましたが、その敷地はボストンという都市部にあった沼地だった場所に地盤改良してされました。当時は街中の狭い敷地に球場を建設する事は、よくあったことだそうで、「フェンウェイ・パーク」の場合、左翼側に十分なフィールドを確保することが難しく、左翼は310フィート(約94.5m)しか取れませんでした。東京ドームの左翼は100mあることから考えますとやはり左翼は狭い事がよく分ります。逆にセンター、右翼には広いフィールドスぺースが確保されています。ファールゾーンも極端に狭くフィールドの形はとてもいびつな形をしています。

XrysD, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

「フェンウェイ・パーク」に
「グリーンモンスター」が作られた理由は
以下の2つです。

1. 狭い左翼側でホームランが簡単に出ないように、巨大な壁が作られました。

1912年の球場完成当時は左翼フェンスは木製で高さ25フィート(約7.5m)でした。このフェンスはフィールド面から立ち上げたものではなく、10フィート(約3m)の土台の上に建てられたフェンスでしたので実質10.5mの高さがありました。なんと、土台ののり面の傾斜もフィールドの一部で、当時、左翼を守っていたボストン・レッドソックスの外野手、ダフィー・ルイス選手がこの傾斜地を上手く攻略してプレーしていたことから、この傾斜は「ダフィーの崖」と呼ばれていました。試合によって観客が球場に入りきらない場合は、この「ダフィーの崖」は臨時の観客席として利用されることもあったといいます。

1914年の「フェンウェイ・パーク」
ダフイーの崖にはオーバーフローした観客が大勢座っています。

Fenway_Park_Panorama_1914.jpg : ライリー、ジョン F.、写真家派生作品:Delaywaves(トーク), Public domain, via Wikimedia Commons

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当時はこのフェンスにはたくさんの広告が貼られており緑色ではなかったため、まだ「グリーン・モンスター」の愛称はありませんでした。その後1933年に「フェンウェイ・パーク」で火災があった際、左翼側にも被害が出たことから、1934年に修復工事が行われ、フェンスも木製からコンクリート製の現在の姿に改修されました。フェンスの高さは37フィート2インチ(約11m33cm)と高くなり、土台部分の「ダフィーの崖」は撤去されました。

その後、1947年にこれまでフェンスに貼られていた広告が撤去され、フェンスが緑色にペイントされたことから、「グリーン・モンスター」の愛称が生まれたといいます~

現在の「グリーン・モンスター」
Aidan Siegel, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons

なるほどね~

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2. 球場外のレフト方向にあった高い建物から試合が覗けないように、巨大な壁が作られました。

「グリーン・モンスター」が作られたもう一つの理由は、球場の外にあった背の高い建物から試合がタダ見されないようにするために巨大な壁が作られたそうです。ボストンの都市部に建てられた球場でしたので、レフト側に背の高い建物がいくつかあり、建物の窓や屋上から試合をのぞき見できる状態だっとの事。それを嫌ったのが当時のボストン・レットソックスのオーナー、ジョン・I・テイラー氏でした。ボストン・レットソックスの試合観戦できるのはチケット購入者のみに限定するための措置として巨大な壁を作りました。

「ホームランが出にくいように」という理由は
調べる前から大体察しはついていましたけど、

「試合をタダ見されないように」
というのは、予想外でした!

そんな独特な形状と特徴を持ったフェンウェイ・パーク、完成から111年も経っているので老朽化していろいろ問題もある球場にもかかわらず、ボストン・レットソックスのファンだけでなくアメリカ国民からとても親しまれている球場だそうです。これまでに何度も持ち上がった建て替え案はことごとくお流れになっているんですよ。

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まとめ

2023年4月4日にボストン・レッドソックスの吉田正尚選手のメジャー初ホームランが、「グリーンモンスター越え」の特大ホームランだったことから、フェンウェイ・パークになぜこんな巨大な壁が出来たのか? その理由について深堀してみました。

今回、吉田正尚選手が「グリーン・モンスター越え」のホームランをたたき出しましたが、過去に日本人メジャーリーガーで「グリーン・モンスター越え」をしたのは以下の選手達です。

  • 松井秀喜/右打者
  • 井口資仁/右打者
  • 岩村明憲/左打者
  • 筒香嘉智/右打者
  • 大谷翔平/左打者

吉田正尚選手/左打者は6人目という事になるんですよ。

吉田正尚選手の今後の試合にも注目です!

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追記 2023年4月7日 吉田正尚選手のメジャー第1号ホームランボール、回収できず

現地時間2023年4月3日、ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークの左翼フェンス「グリーン・モンスター」越えの特大ホームランを放った吉田正尚選手、残念ながらそのメジャー第1号ホームランとなった記念球は回収できなかったという事です。

通常メジャーリーグでは、観客席に飛び込むホームランボールやファールボールはキャッチした観客が持ち帰れることになっていますが、今回の様にメモリアルな要素を持ったホームランボールは、選手や球団の意向によって回収されることが通例になっています。記念球の回収と引き換えに、選手のサインボール・サインバット・本人との面会といった特典が得られるんですが、今回、吉田正尚選手のホームランボールをキャッチした観客は、球団側のこれらの申し出を断ってホームランボールを持ち帰ったとのことです。

アメリカでは最近、ホームランボールがオークションに出品され高値が付くことがしばしばあるそうです。

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大谷翔平のホームランボールにはどのくらいの価値があるのか? 

吉田正尚選手は今季からボストン・レッドソックスに移籍したばかりの選手なので、レッドソックスファンからしたらまだそれほど熱狂的なファンはいないはずです。メジャー第1号ホームランボールの回収も容易い事のように思えました。

しかし、吉田正尚選手は直前に会ったWBC2023で今大会の打点王に輝いており、日本代表「侍ジャパン」の優勝に大きく貢献した選手の一人です。同じ日本人選手の大谷翔平選手がこれだけビックらなったこともありますし、吉田正尚選手もひょっとすると大化けするかも。。。と思ったのかもしれません。

そんな事もあり、今回ホームランボールをキャッチした観客は、このホームランボールには高値が付きそうと踏んだんでしょうね。。。吉田正尚選手が心の底からこのホームランボールを手元に置きたいと考えるなら、相手の納得する金額で自腹で買い戻すしかないかもしれません。

まーこれは仕方ないかなーって思います。
それだけ吉田正尚選手に期待しているという裏返しですからね。

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