10月21日からスタートした2026年秋ドラマのテレビ朝日「相棒シーズン25」の第1話で、サルウィンからの留学生・ミン(演 一宮レイゼル)のスマホがミンの大学の助手・光屋(演 木村了)によって一時的に盗まれ、その間に光屋がミンのスマホを使ってどこかに電話したのではないか? と疑われるシーンが描かれました。第1話を観た視聴者の多くは「なぜこっそり盗んだスマホで他人が通話できるの?」「スマホのロックはどうやって解除した?」「なんで、そこに右京さん(演 水谷豊)は引っかからないの?」と疑問に思ったことでしょう。本記事では、その疑問について分かりやすく回答します!

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【相棒シーズン25】盗んだ他人のスマホで通話は可能?
光屋先生はどうやってスマホのロックを解除した?
10月21日から放送開始となったテレビ朝日ドラマ「相棒シーズン25」の第1話では、亀山薫(演 寺脇康文) がかつてサルウィンで教師をしていた時の教え子・ミン(演 一宮レイゼル) が日本に留学し、会いに来たシーンが描かれました。第1話では、ミンが通う大学の助手・光屋(演 木村了) が、ミンのスマホをこっそり盗み、どこかに電話したという疑惑がもたれる展開になりますが、「他人のスマホを断りなく盗んで、勝手に通話なんてできるのか?」「スマホのロック解除はどうすんの?」と視聴者の間で疑問が噴き出しています。
ましてや頭脳明晰の杉下右京(演 水谷豊) が、その点に一切引っかかることなく、ストーリーが先へ先へと進むことに違和感を抱いた視聴者も多かった事でしょう。
盗んだ他人のスマホで通話は可能なのか?
光屋は大学のコンピューター専攻の助手でホワイトハッカーのような抗議もしていたことから、スマホのロックも解除できちゃうのかな? と考えた視聴者も多かったかもしれません。しかし、それではややご都合主義過ぎる設定ですよね。
結論から言うと、
いくつかの条件が揃えば可能です!
スマホのロック解除も必要ありません!
光屋はミンのスマホで、どのように通話したのか? その方法は、ミンのスマホから「SIMカード※1」を取り出し、別のスマホに差し替えるだけです。そうすれば差し替えたスマホで、通話、SMS、データ通信ができてしまいます。ミンのスマホのロックがかかったままでも問題ありません。

Image by Tomek from Pixabay
これは特殊な手口ではなく、
私たちが
スマホの機種変更をするときの方法と同じです。
携帯電話会社に行かずとも
通販で購入したスマホを
自宅でSIMカードを差し替えれば
機種変更ができます。
手元に届いた新しいスマホに、元々使っていたスマホからSIMカードを移せば、新しい端末で即、通話、SMS、データ通信ができます。
但し、SIMカードのサイズが一致していること、差し替え先のスマホがSIMロックのかかっていない端末(SIMフリー等)であること、抜き取ったSIMカードにPINコードが設定されていないことが条件となります。
SIMカードにPINコードを設定している人は多くないことから、劇中ではミンはSIMカードにPINコードを設定していなかったという事になっているのかもしれません。であれば、SIMロックがかかっておらず、SIMカードのサイズが同じスマホが用意できればミンのSIMカードを使って通話、SMS、データ通信ができるということです。
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SIMカードの大きさは3種類、標準・microSIM・nanoSIM があります。現在は、物理的なカードだけではなく、スマホ本体に内蔵された「eSIM」もあります。他人に、SIMカードを抜き取られるリスクを懸念する場合は、「eSIM」対応のスマホがおすすめです。物理的なSIMカードのままで使う場合は、SIMカードにPINコードを設定しておくと、抜き取られても悪用されにくくなります。
劇中でミンが使用していたスマホの機種は、スマホカバーも付けていてはっきりしません。しかし、スマホのサイズ感、背面のカメラとフラッシュの位置、ミンがスマホを操作した際、スマホ画面の下部を人差し指で押す動作があった事から、ミンのスマホは「iphone7」もしくは「iphone8」のどちらかだと思われます。これらの機種のSIMカードははどちらも「nanoSIM」のみの対応で「eSIM」は使えません。
また、SIMカードに保存される主な情報は「電話番号・契約情報・認証キー」です。現代のスマホでは、通話履歴をSIMに書き込む機能は基本的にありません。光屋がミンのスマホからSIMカードを抜き取って、別のスマホからかけた通話履歴は、光屋が使用したスマホの中に残り、そのSIMカードを再びミンのスマホに戻しても、ミンのスマホに光屋の通話履歴は表示されません。なので、劇中の状況と辻褄はあっていると言えます。
まとめ
10月21日放送の「相棒シーズン25」第1話で、「盗んだ他人のスマホで勝手に通話したのではないか?」という仮説が立てられ話が進んでいったことを受けて、ロックのかかったスマホでなぜ通話できるのか? という疑問について解説しました。
スマホのSIMが物理カード仕様である場合、SIMカードにPINコードの設定がなく、SIMカードのサイズが一致していれば、他人のSIMカードでも、抜き差しするだけで他のスマホでも通話が可能です。
一方、「eSIM」のスマホの機種変更の場合は少し手間がかかります。スマホのキャリアのアプリやウェブサイトから新しい端末用の「eSIM」を発行・ダウンロードする必要があり、場合によってはQRコードの読み取りや、古い端末側の「eSIM」削除、アクティベーション待ちなどの手順が入ります。ネット環境が必須だったり、エラーが出てサポートに連絡するケースもあるため、「挿し替えるだけで終わり」という手軽さでは、圧倒的に物理SIMに軍配が上がります。最近はeSIM対応端末が増え、利便性も向上していますが、「とにかく簡単に済ませたい」という人にとっては、まだ物理SIMの方が負担が少ないと感じる場面も少なくありません。
「相棒シーズン25」第1話ではこのあたりの解説が全くなかったために、混乱した視聴者が出てしまったようです。
第1話は、非常に難しい政治がらみの物語でした。解決は第2話以降に持ち越されました。今後の展開に注目しましょう!
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