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北海道函館の海岸に打ち上げられた大量の魚(イワシ)の処分方法は?

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イワシ
Jiri Heraが撮影した画像

2023年12月7日の午前、北海道函館市戸井漁港周辺の海岸、約1.5キロにわたって、大量の魚が打ち上げられました。打ち上げられた魚は数千トンの規模で主にイワシで、サバも混ざっているとの事。海岸に打ちあがったこのとてつもない量の大量の魚(イワシ)、誰がどのように処理するのか? について調査しました。

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北海道函館の海岸に打ち上げられた大量の魚(イワシ)、誰が処分するの?

海岸に打ち上げられた漂着物の処理は、誰が行うのか? 海岸法という法律には以下のように定められています。

海岸法(昭和三十一年法律第百一号)

(管理)

第五条 海岸保全区域の管理は、当該海岸保全区域の存する地域を統括する都道府県知事が行うものとする。

 前項の規定にかかわらず、市町村長が管理することが適当であると認められる海岸保全区域で都道府県知事が指定したものについては、当該海岸保全区域の存する市町村の長がその管理を行うものとする。

引用:「e-Gov法令検索」のサイトより

上記の「STVニュース北海道」のYoutube動画ではレポーターが北海道函館市が漂着した大量の魚(イワシ)の処分方法について協議していると言っていたので、「道」と「市」が協力して処分される流れになるようです。

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北海道函館の海岸に打ち上げられた大量の魚(イワシ)の処分方法は?

北海道函館市の戸井漁港周辺の海岸に打ち上げられた大量の魚(イワシ)については現時点(12月8日)では処理方法も回収のめども立っていないとの事なので、今回のケースではどのように処理されるのかは不明です。

しかし今年、2023年の2月に新潟県糸魚川市でも大量のイワシが打ち上げられるという、今回北海道函館市のケースと同じ事態が起きていました。

新潟県のケース

新潟県糸魚川市の海岸約200メートルにわたってイワシが大量に打ち上げれました。イワシをすべて回収すると容積が1立方メートルの「大型土のう袋※1」、433袋にもなったそうです。

※1 「大型土のう袋」のサイズ感(参考動画)

回収した「大型土のう袋」433袋分のイワシがどのように処分されたのか? その処分方法が新潟県のレポートにまとめられていたので下記に紹介します。

新潟県がとった大量の魚(イワシ)の処分方法は以下の3つの方法でした。

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1. 飼料製造会社に引き取ってもらう

漂着した大量の魚(イワシ)を原料にして、家畜の飼料にしてもらうために、飼料製造会社に引き取ってもらったそうです。その量は「大型土のう袋」433袋中の193袋。だいぶ貢献してくれたようです。飼料製造会社が引き取れるイワシは、腐敗していないもの、砂のついていないものに限られたそうです。

2. 焼却処分

新潟県のレポートによると焼却処分したのは「大型土のう袋」433袋中、たったの8袋。素人考えでは、大量の魚(イワシ)の処分方法は焼却処分されるのが一番合理的だと思っていたので、8袋という少なさに驚きでした。なぜ焼却処分がこんなに少ないかというと、「砂」がついていると焼却炉を傷める可能性が高まるからなんだとか。要するに焼却できた8袋は、腐っていて飼料にできないイワシかつ、砂が付着していなかったイワシという事になるんですよ。

3. 埋却処分

回収した433袋のうち、飼料製造会社も引き取れず、焼却処分もできなかったものが「大型土のう袋」433袋中、232袋残りました。この232袋は漂着した海岸の砂浜を掘って、そこに埋却処分されました。

※ 新潟県糸魚川の漂着イワシの処分に関するレポートはコチラ

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まとめ

今回の北海道函館市戸井漁港周辺に打ち上げられた大量の魚(イワシ)、これ、どのように処分されるのか気になり、過去に似たような事例を探して処分方法を調査しました。北海道函館市のケースは、新潟県糸魚川のケースの何倍もの規模になると予想されます。砂のついていないイワシも大量にありそうなので、函館市以外の飼料製造会社も処分に協力してもらえるといいですけどね。まーでも、北海道函館のケースは回収するのも相当な労力かかりそうですから、打ち上げられた大量の魚(イワシ)の大部分は、漂着した海岸に埋却処分になるでしょうね。

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