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【失格は自業自得?】スキージャンプスーツの規定違反はなぜ起こる?わかりやすく解説

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スキージャンプ台
UnsplashMathias Elleが撮影した写真

FIS(国際スキー連盟)スキージャンプのワールドカップがアメリカおよび北欧を舞台に開催しています。スキージャンプといえば最近増えているのがスキージャンプスーツの規定違反です。最近よくニュースになっていますよね。スキージャンプスーツは体にフィットしていることが競技の大前提であるはずなのになぜ大きめのスーツを着用してスーツ規定違反が起きてしまうのか? なぜ選手は危ない橋を自ら渡ってしまうのか? その心境について分かりやすく解説します。

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◆ 北京五輪でスーツ規定違反で失格になった高梨沙羅選手についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
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スーツ規定違反で失格になった5人が全員女子選手だった理由【北京五輪/スキージャンプ混合団体】 

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失格は選手の自業自得なのか?
スキージャンプスーツの規定違反はなぜ起こる?

スキージャンプ競技でスーツの規定違反が多発するのは、ほんの数センチ、スーツを大きくしただけで浮力が増してジャンプの飛距離が数メートル延びるからだと言われています。特に股下部分にゆとりがあると、身体に受け止める風が大きくなって浮力が大きくなり飛距離がかなり伸ばせるとの事です。そのようなことがあるので、FIS(国際スキー連盟)はジャンプ競技に使用する用具やスーツに事細かくルールを設定しています。

※2022年10月版のスキージャンプ用スーツと競技者の測定方法に関するガイドライン(英語)はコチラ

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競技前に選手はレーザー光線を使った測定器で厳密に身体計測を行い、選手の身長や腕の長さ、股下の寸法を計測します。着用するスーツについても着用前に平置きした状態でスーツの寸法を測定し、計測した選手の身体のサイズと相違がないかのチェックが行われます。そして、スーツを着用後、スーツのフィット感が規定で許される範囲内でのゆとりになっているかをチェックされます。

この時点で検査をパスしているのに、競技後の抜き打ち検査で引っかかって失格となってしまうって言う事は、どういう事なんでしょう? おそらく、選手はこの検査の後、故意にスーツを伸ばしている可能性が高いです。

股下部分を局所的に引っ張って伸ばすというよりは、胴体部分のジャンプスーツを下方にずり下げるように引っ張っているんだと思います。

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下記の画像の選手のジャンプスーツが規定違反とならなかったのはとても不思議です。

なにこれ!
股下、変じゃね!?

素人目に見ても、明らかにスーツと身体に違和感を感じますよね。ほんの数ミリ、数センチスーツが大きい、とかいうレベルではなく、見た目に違和感を感じる程、股下にゆとりがあるのが分かります。このスーツの形通りぴったりフィットしている身体だとしたら逆にちょっと怖いですよ。

このジャンプスーツの状態で、競技前の検査にパス出来るとは到底思えません。現差の時はジャンプスーツは正常で、競技の寸前にジャンプスーツをずり下げて股下を伸ばしたんだと思います。

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この選手、今回はセーフでしたけど、毎回これでOKなのか?と言われたら微妙だと思います。審判によっては失格判定になってもおかしくないと思うんですよ。要するに、

これがセーフなら、
私だって!

という心理状態に選手はなってしまっているんだと思います。簡単に言えば、市場やスーパーの大特価セールなどで催されれる、

「野菜詰め放題」
殺到する人と同じ心境

という事です。

「野菜詰め放題」やる時って、詰め始める前にビニール袋を極限まで伸ばすじゃないですか! あれと同じですよ。主催者側はお客さんがそんな事すると想定しておらず、「ビニール伸ばすのは禁止! 」と言ったところでお客さんは納得しませんよね。

なによ!
同じビニール袋やないの!

これは主婦の知恵やないの!!

ってことになりますよね~。スキージャンプの選手もきっと同じです。

競技前の検査にパスしたスーツじゃないの!
あの人あんなにジャンプスーツをずり下げて

股下伸ばしてるんだったら、
私も伸ばさないと損!! 

ってことなんだと思います。数センチスーツが伸びただけで、数メートルも飛距離がでるなら、ずり下げなきゃ損! 損! ですよね~。スキージャンプの選手は、表彰台に上ってなんぼの世界で戦っていますからね。規定違反のスレスレをえぐってきているという事なんですよ。選手は股下にゆとりを作くれば「失格」に値する規定違反と知ってながら、怠慢な審判の目をくぐって、ジャンプスーツをずり下げてジャンプしている、って言う事みたいです。要するにジャンプスーツをずり下げることは、選手の自業自得って事なのかもしれません。

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ただ、ジャンプスーツの検査では、ジャンプスーツを平置きしてサイズを測定しているので、最初から股下がブカブカになっているわけではないと思うんですよ。検査の段階で上記の画像ほどのゆとりがあったら検査はアウトのはずです。

検査の時にはジャンプスーツは選手の身体にフィットした状態で、競技の寸前には股下にたっぷりゆとりがある、という事になります。という事は、選手が飛ぶ前にジャンプスーツをずり下げて股下を伸ばした、としか考えられません。

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スキージャンプスーツはどんな素材でできている?

日本のスキージャンプの著名な選手はミズノ社のジャンプスーツを着用しています。ミズノ社の公式ホームページを見てもジャンプスーツの一般人向けの販売はしていません。ジャンプスーツは、それぞれの選手ごとにオーダーメイドで製作されているとのことです。

そして上記のtwitterのミズノの記事から、ジャンプスーツの素材は下記の5層構造からなっていることが分かりました。

  1. ナイロン + ポリウレタンの層
  2. フォーム材の層
  3. 小さな穴の開いた膜(空気透過率を調整します)
    ※最大透湿度差は12リットル
  4. フォーム材の層
  5. ナイロン + ポリウレタンの層
ジャンプスーツの素材
ジャンプスーツの素材の構成(5層構造)
画像/FREE FOWLS新石垣島ブログ
当画像を二次使用される場合はコチラをお守りください

そしてジャンプスーツの生地は、弾性と伸縮性があることが分かりました!

やっぱり伸びる生地なんですよ!

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ここからは推測となりますが、ジャンプスーツの胸から下の部分を伸ばして、股下にジャンプスーツのたるみを作っているんだと思うんですよ。

FIS(国際スキー連盟)の規定ではジャンプスーツの生地の空気透過率については数値を示して規定があるんですが、生地の伸縮性については何の規定もありません。ここに一連のスキージャンプスーツ規定違反を生み出している原因があるみたいなんですよ。

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選手はどのタイミングでジャンプスーツをずり下げているのか?

選手はどのタイミングでジャンプスーツをずり下げているんでしょう? 審判の目が届かない場所。。。考えられるのは、ジャンプの直前のジャンプ台に登っていく時だと思われます。ジャンプスーツの規定違反で失格になった選手が大量に出た北京オリンピックのスキージャンプ競技場「国家スキージャンプセンター/雪如意」では、ジャンプ台の頂上へはケーブルカーで選手が運ばれていたので、その中で選手たちはジャンプスーツを引っ張ってずり下げていた可能性が高いです。

「国家スキージャンプセンター/雪如意」のケーブルカー

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