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トヨタ新社長、佐藤恒治氏の改革/ブランドロゴの変更はあるか?

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トヨタ自動車ロゴ
UnsplashHY ARTが撮影した写真

トヨタ新社長/佐藤恒治氏

人が運転するガソリン燃料車の時代からEV仕様化・自動運転の時代へと100年に1度といわれる大変革期真っただ中の自動車業界。「車屋の限界」と言って社長の座を退くと発表した豊田章男氏、その後を引き継ぐ新社長、佐藤恒治氏はどこまでトヨタを改革できるのでしょう? 自動車のEV化や水素燃料車の開発は自動車の大変革期のキモである事は確かですが、トヨタ自動車がまず手を付けるべきことは、ブランドロゴの変更ではないかと考えます。佐藤恒治新社長がトヨタ自動車のブランドロゴを変更する可能性について深堀していきます。

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トヨタ自動車新社長佐藤恒治氏がブランドロゴを変更する、という根拠

トヨタ自動車ロゴ
トヨタブランドのロゴ
UnsplashFuad Mohammedが撮影した写真

トヨタのブランドロゴ変更は
十分あり得る

と考えます。それはこのブランドロゴが生まれたのが1989年だったことに起因しています。1989年は「昭和」から「平成」に元号が変わった年でもあります。トヨタ自動車のロゴに「平成という時代」感が強く結びついているのはそのためです。

1989年といえばバブル経済の真っただ中です。個人的なデザインの好き嫌いもありますが、正直、この頃に生まれた企業ロゴはあまり秀逸なデザインのものが生まれませんでした。

トヨタ自動車のロゴは、3つの楕円で構成される「T」の文字が描かれたロゴです。当時、美術大学に通ってデザインについて勉強していたボクには、トヨタ自動車のロゴは水風船が弾んでいるようにしか見えませんでした。クルマの持つ、尖がったカッコ良さが微塵も感じられないな。。。と思ったものです。3つの楕円が重なって描かれたものは「T」よりも「平成」の「平」の字に見えてましたからね。

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また、「平成」という時代も漢字が表すイメージ通りの、緊張感のあまりない、のんべんだらりとした雰囲気の平均的な平らな時代でした。子どもたちに対しても気の抜けた「ゆとり教育」を推進すると言った社会現象まで生まれて、現在の日本の衰退の原因を生み出した時代でもありました。

「平成」時代の堕落のおかげで日本は今、先進国から転落し、貧しい国になりつつあります。貧しさから来る犯罪も増えてきました。元号が「平成」から「令和」にかわって5年目となります。この体たらくな日本のままではいけない、再び日本は復活しないと! という機運が高まってくる中、2023年4月に日本のトップ企業「トヨタ自動車」の社長が交代します。

日本を引っ張るリーディング企業として生まれ変わったトヨタ自動車をアピールするためにも、「平成時代」がしみ込んだ現行のロゴは捨て、新たなブランドロゴへと刷新すべきではないか? と思うんですよ。そしてそれを行う絶好のタイミングが今なんじゃないかと!

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ライバル会社の日産自動車は2020年にブランドロゴを刷新しました。

2020年にトヨタ自動車の国内におけるライバル会社、日産自動車はブランドロゴを刷新しました。

日産の旧ロゴももっさりしたデザインでカッコイイとはとても言えないものでしたが、刷新されたロゴは、だいぶシュッとした印象で垢ぬけた感じになりましたよね。日産自動車のロゴはトヨタ自動車のロゴと違い、歴史的な流れを汲んだデザインになっています。

日産自動車の現在のロゴ

日産自動車ロゴ(現行)
日産自動車のロゴ(2020年~現在)
画像出典:Motor-Fan.jpのホームページより

日産自動車の旧ロゴ

日産自動車ロゴ(2001~2020年)
日産自動車のロゴ(2001~2020年)
画像出典:Motor-Fan.jpのホームページより

日産自動車ロゴ(1990~2001年)
日産自動車のロゴ(1990~2001年)
画像出典:Motor-Fan.jpのホームページより

日産自動車の前身「ダットサン」のロゴ

ダットサンのロゴ
「ダットサン」のロゴ
画像出典:DAT Motorcar Company, Public domain, via Wikimedia Commons

1990~2020年までの日産自動車のロゴは、あまり光った良さは感じられませんが、元祖の「ダットサン」は色も付いて一目で「日の丸」を背景にしたデザインであることが伝わりますし、シンプルながら斬新な印象を受けますよね。

トヨタ自動車の現行のロゴは歴史的な流れは何もありません。変更することに躊躇する要素はないはずです。

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「レクサス」という車はトヨタ車であってトヨタ車でないという不思議な車

LEXUS(レクサス) LC

今回、トヨタ新社長に就任する佐藤恒治氏は、レクサス部門に35歳の時に配属になってその後開発に携わり、50歳になってレクサス部門のプレジデントになっています。

佐藤恒治氏が長く携わってきたこの「レクサス」という車の車体にはトヨタのブランドロゴが1つも刻印されていないことから、現行のトヨタのロゴに対して佐藤恒治氏が否定的なのかと思っていました。「レクサス」はトヨタ自動車の最上級車種でフラッグシップモデルなのにトヨタのブラントロゴが刻印されないのはおかしいと思っていたんです。

さらに、2022年11月に佐藤恒治氏がプライベートで購入したトヨタのAE86レビンは、1983年(昭和58年)発売になった旧車でトヨタ自動車の現行ロゴのついていない車種でした。

◆ トヨタ自動車新社長、佐藤恒治氏の愛車は何?についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
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そんなこともあって佐藤恒治氏は現行ロゴについてあんまりよく思っていないのかな~と思っていました。

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しかし、今回この記事を書くにあたりいろいろ調べたところ、「レクサス」はトヨタ自動車の製品であるけれどもトヨタ自動車のラインナップには含まれず、独立した「レクサス」ブランドの車種である、ということが分かりました。トヨタ自動車の公式ホームぺージにも「レクサス」シリーズの車種は1台も掲載がありません。「レクサス」はトヨタ自動車とは別の「レクサス」ホームページが存在します。

トヨタ自動車は1980年代に北米でトヨタの大衆車をたくさん販売しており評判も良かったんですが、メルセデスやBMWといった高級車と対抗できる車種がなく、1989年に日本のトヨタ自動車の最上級車種であった「セルシオ」を北米に持ち込んで、「レクサス」という車名で販売したことがきっかけで誕生したのが「レクサス」ブランドでした。これまで販売していた大衆車とは別物である事を印象付けるために「レクサス」にはトヨタ自動車のロゴの刻印がされなかったというわけです。

なので、佐藤恒治氏がトヨタ自動車のブランドロゴを変更する根拠として、最初は「レクサス部門出身だから」という事で展開しようと思っていたんですが上記のような事情が分かったので急遽別の根拠を持ってきたんですよ。

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まとめ

トヨタ自動車が現行のブランドロゴを採用して、34年が経とうとしています。2023年4月の社長交代のタイミングで新ブランドロゴの発表があっても不思議ではないという事で、今回深堀りして記事を書いてみました。

会社のブランドロゴの変更は膨大な経費がかかるので会社の負担も大きいんですが、世界に向けても新社長交代のアピールにはなりますよね。ロゴが変わる事で心にも刻まれる感じがします。トヨタ自動車の今後に注目です!

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