テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」が、いよいよ9月11日に最終回を迎えます。第8話で、布勢夕人(演 玉置玲央) の命を奪ったのはレオ(演 板垣李光人) だった事が判明。最終回の予告編では、ネルラ(演 松たか子) には「もうひとつの秘密」があることが示唆されており、それがこのドラマ最大の秘密とされています。ネットでは、「ネルラが布勢夕人の画風を真似て描いた絵が、布勢夕人の作品として世に出て高評価されたため、布勢夕人は絵が描けなくなったのではないか?」という声も上がっています。本記事では、これまで絵画の修復家とされてきたネルラが、実は贋作画家だった、という可能性について考察します。どういうことか、詳しく解説していきます。

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【しあわせな結婚最終回】ネルラの秘密→正体は修復家ではなく贋作画家?
🧺#原田夫妻のクローゼット
— 「しあわせな結婚」木曜よる9時【テレビ朝日公式】 (@wasekon_tvasahi) September 4, 2025
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テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」の公式Youtubeで次回最終回の予告編が投稿されています。この予告編には、ネルラ(演 松たか子) が自身のパソコンに残したメッセージが一瞬映っており、「わたしはほんの遊び心で布勢の画風」という一文が確認できます。このことからネット上では以下の様な考察が飛び交っています。
ネルラが遊び心で布勢の絵を真似たら、
それが布勢(演 玉置玲央)の作品として世に出てしまった。
その絵が今まで以上に高く評価されたことで
布勢が自信を失い絵が描けなくなったのではないか?
その絵が、最終回予告編に登場する「プールサイド」と題された下記の作品だと思われます。
最終回の予告編/問題の絵「プールサイド」
タイムテーブル0:06~0:07※一瞬だけ映ります。
ネルラが布勢の画風を真似ることは容易
ネルラ(演 松たか子) は高校の美術教師になる前、有名な絵画の修復家だった事を考えれば、布勢夕人(演 玉置玲央) の比較的荒いタッチの画風を真似ることはそう難しくなかったと思われます。
言い方を変えると、
ネルラには
布勢夕人の作品の「贋作」を作ることが容易だった
と言えるでしょう。
絵画の修復家は、絵画の構造や使われた画材、描いた画家の技法を細部まで検証して修復にあたるため、贋作を製作する「潜在的な技術」を持っているといえます。そもそもネルラは、第2話でゴッホの作品の修復のために海外から日本に呼び戻された「優秀な修復家」という設定になっていました。
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画像出典:テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」第2話より
ネルラにゴッホの修復依頼をするか?
しかし、
ここで美術に関心のある方なら
「ある疑問」が浮かぶかもしれません。
世界的な名画である
ゴッホの絵画の修復するには、
ネルラ(演 松たか子)は若すぎない??
ってことなんですよ。
これまで、ドラマ内でネルラが修復家であることはさほど深掘りされていません。しかし、最終回でネルラが布勢夕人(演 玉置玲央) の贋作を作ったという展開になるとすると、これまでの物語が全く別の見え方になってきます。
布勢夕人の事件は2010年8月ですから、上記のシーンは、今から15年以上前という事になります。ネルラはドラマの劇中で46歳の誕生日を迎えていましたから、上記のシーンでネルラは30歳~31歳頃と思われます。ネルラは芸大に現役合格し、油画を4年間専攻するも、布勢の作品を見て自分の才能に見切りをつけたと話していました。大学院に進学し修復を学びその後、イタリアに留学し実際の修復作業に参加し、キャリアを積んだとされています。
だとするとネルラが絵画の修復に関わっていた期間は、大学院に進学した22歳から上記のシーンの30歳か31歳までとなり、キャリアは8年~9年。10年にも満たないことになります。
そんなキャリアの浅い修復家に
ゴッホの絵画の修復を依頼しますかね??
例えば、ゴッホの絵画の修復は、修復を指揮する経験豊かなリーダーが別にいて、修復チームの一員としてネルラが参加しているという立場であれば、十分あり得る話です。しかし、ネルラの話からはそのような状況であるとも思えません。

画像出典:テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」第2話より
しかし一方で、ネルラ自身も自分がまだ「本物の修復家」にはなっていないことを自認しているんですよ。

画像出典:テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」第2話より(加工して掲載)

こんなレベルの人に、
ゴッホの修復、
任せるかな??
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私自身も美術大学出身なので、このキャリアでゴッホの作品の修復をするという設定には、大きな違和感を感じました。そこで、日本の絵画修復家の実情はどうなっているのか? ゴッホの絵画の修復に携わった方はいるのか? について調査したところ、以下の人物を発見しました!
絵画保存修復家・岩井希久子さん
絵画保存修復家・岩井希久子さん
岩井希久子(いわい きくこ) さんは日本を代表する絵画の保存修復家です。岩井希久子さんのお話によると、日本では、絵画修復のシステムが整っておらず、修復家が活動するのは難しい環境だとの事です。日本には常駐で修復家を置く美術館もわずかしかなく、専門的な保存修復部門を設置した美術館は、2023年4月の時点で日本にまだ存在しないとの事です。
2015年5月16日の「日本経済新聞」の記事によると、岩井希久子さんが初めてゴッホの絵画の修復を任されたのは、2005年だったとのこと。岩井希久子さんは1955年生まれなので、50歳の時ということになります。岩井希久子さんが絵画の保存修復の道を進む決心をし、師匠に弟子したのが1977年頃なので、そこから数えて28年のキャリアを積まれたタイミングで、ゴッホの絵画の修復を任された事になります。(※岩井希久子さんは2005年、2013年、2015年の3回に渡ってゴツホの絵画の修復を担当されました)



ネルラは
10年弱でしょ!!
全然キャリアが
違うやん!!
絵画修復の仕事は下記の動画で詳しく説明されています。この動画を見ると、30歳のネルラ(演 松たか子) にとても手に負えるような仕事ではないように感じます。
絵画保存修復の仕事とは?
ネルラが贋作画家だった場合、これまでのストーリーはこう変わる!!
以上のことから、修復歴10年弱の30~31歳のネルラ(演 松たか子) に、名画ゴッホの修復が任されるとは到底考えにくいため、ネルラは、修復の技法を悪用し、贋作に手を染めていたのではないか? と考察します。
もしかすると、寛(演 段田安則)の缶詰の会社が経営難に陥いった、または寛が会社の金に手をつけてしまったなどの事情により、まとまったお金が必要になり、イタリア留学中だったネルラを日本に呼び寄せ、贋作を描かせ、そこから得たお金を会社に投入していたのではないでしょうか?
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また、布勢夕人がイタリア料理店出店の資金の無心に来た際、「しばらく模写でも贋作でもなんでもやって、才能の冬の時代をしのいだらいいじやないか」と発言していたことも、やはり不自然でしたし、美術の素人の言葉とも思えません。


画像出典:テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」第5話より
贋作は描いただけではお金になりません。それを売りさばくルートが必要です。そこを担っていたのが、これまで布勢夕人の関係者とされてきた三杉画廊の三杉孝俊(演 森本のぶ) ではないかと考えます。三杉は、ネルラ、寛と共謀して、贋作を製作し売りさばいていたのではないでしょうか?


画像出典:テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」第7話より
三杉が警察の取り調べで「布勢夕人(演・玉置玲央) の命を奪ったのはネルラではないか?」と証言していたのは、布勢夕人がネルラの贋作製作に賛同していなかったことを知っていたからかもしれません。一方で、三杉は布勢夕人の才能を見抜いていて、亡くなった後に価値が高まると考えて、布勢夕人の作品を全部引き取ったとも考えられます。
そもそも、布勢夕人が使っていたアトリエは、ネルラの贋作製作のアトリエだったのかもしれません。布勢夕人は実は売れない画家に落ちぶれていて、寛にネルラの贋作製作を手伝うように命じられていた可能性もあります。しかし、芸術家として純粋だった布勢夕人は、ネルラの贋作製作が許せず、警察に告発する・しないで争いが勃発。挙句、布勢夕人が命を落とすことになったのではないでしょうか? また、布勢夕人の事件でアトリエに警察官がやって来たことから、贋作製作が発覚することを恐れた寛が、布勢夕人の事件後にアトリエにしていた倉庫を取り壊したのかもしれません。
まとめ
テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」は、やや盛り上がりに欠けるストーリー展開が続いています。視聴者の多くが予想したとおりにストーリーが展開し、今のところ視聴者の予想を上回る衝撃の展開というものがありません。また、ドラマの放送途中に、ドラマ公式がレオ(演 板垣李光人) の年齢設定に間違いがあったと発表し、考察要素を盛り込んだドラマにもかかわらず大失態を犯しています。
第8話まで、視聴者が想像した通りに事が進んできています。次回最終回で、大どんでん返しでもなければ、ドラマ「しあわせな結婚」はかなり残念なドラマになってしまうでしょう。だからこそ、本記事では大胆な最終回を予想してみました。
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これまで、布勢夕人は悪い人物の様に描かれてきましたが、結局悪いのはネルラ(演 松たか子) をはじめとする鈴木家の面々だった、最初からそれを見抜いていたのは、「原田こうたろう法律事務所」の弁護士で、幸太郎の大学時代の同級生の臼井(演 小松和重) だった、と言うオチになると予想します。


画像出典:テレビ朝日木曜ドラマ「しあわせな結婚」公式ホームページより
9月11日放送の最終回に注目しましょう。
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