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もう保全の為のサンゴの養殖や移植は必要ない?タヒチ沖サンゴ礁新発見が意味する事

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先日、ユネスコが新発見したポリネシアのタヒチ島の近海の世界最大級のサンゴ礁群落のニュースについては、このブログでも記事にしていているんですがー

◆ サンゴ礁は自分で安住の地を見つけていた件についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
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サンゴは動物。人間には出来ないサンゴ礁の白化対策、自らやっていた件 

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今回の新発見が意味する事は何なのか?ちょっと考えてみたんですよー。今回の新発見で、これまでの常識が覆ってしまいましたからねー。今日はその件について深堀りしてみようと思います。

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目次

タヒチ沖、巨大サンゴ礁群落の新発見が意味する事

今回、ユネスコが発見した巨大サンゴ礁群落特筆すべきが以下の3点ですー

  • サンゴ礁群落の範囲は、長さ約3km、幅65m
  • 水深30~65mの水域に生息
  • 良好な健康状態のサンゴ

何しろ、巨大だという事と、見つかった場所が深かったという事、そしてダメージが全くない良好な状態のサンゴだったという事なんですよー。現在、確認されている世界のサンゴ礁は水深が25mよりも浅い水域に生息していて、これはサンゴが自らの細胞の中に取り込んで共生状態にある植物プランクトンの褐虫藻が光合成を行うための十分な太陽光を得るために、サンゴは日差しの降り注ぐ浅い水域に生息すると長い間常識とされていたわけですー。

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常識を覆したサンゴ礁の生息域

ですが、今回の新発見でそれが覆ったんですよ。発見された水深30~65mは、まー表層と言われる水深域ではありますが太陽光に満ちたエメラルドグリーンのサーフェイスとは異なり、ほの暗いブルーの世界なんですよー。以前、与那国島で50mオーバーのスキューバダイビングを経験したことがありましたけど結構暗いな、と思いましたからね。このほの暗さの中でも、良好な状態のサンゴやったという事は、褐虫藻が暗いながらもしっかりと光合成出来ているという事なんですよねー。

サンゴは快適に生息するための海水温が1年を通して25~28度と言われていますー。ですが近年の地球の気候変動と地球温暖化の影響で海水温がかなり上昇傾向で、海水温が30度を超えるとサンゴが体内に住まわせている褐虫藻が体外に逃げ出してしまうんですよ。それによってサンゴは褐虫藻から光合成で生産される栄養を受け取れなくなって、死滅してしまいます。色素を持った褐虫藻がサンゴから抜け出てしまうのでサンゴは骨格である石灰岩が透けて見える状態※1になります。

※1 白化現象といいます。

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これまでは地球のサンゴ礁は絶滅の危機にあるといわれていました。

近年、そのサンゴの白化現象が世界中のサンゴ礁の海で確認されていたんですよ。ハワイ大学の研究では2100年までに地球上のサンゴ礁は海水温の上昇と海洋酸性化※2によってサンゴ礁が絶滅してしまう可能性があると発表しています。

※2 大気中の大量の二酸化炭素が海に吸収されるよって、弱アルカリ性の海水が酸化していってしまう事。海水の酸化によってサンゴの骨格である石灰岩や、貝類、ウニなどの骨格が溶けてしまいます。

サンゴ礁の絶滅を危惧し、サンゴ礁保全の為、様々な研究がなされ、サンゴの養殖・移植によって人工的にサンゴ礁を造礁しようという研究もされてきたんですが、今回のユネスコの新発見で全てひっくり返されたといってもいいかもしれません。

サンゴは動物です。自ら住み心地の良い環境に居を移していたんですよ。しかも、これまではサンゴの生息には不向きと思われていた深場にです!! ぱっと見、じっと動かない岩の様なサンゴ礁ですけど、ちゃんと自分で考えて、行動していたんですよねー。しかも、タヒチ沖で新発見されたサンゴ礁群落の規模が相当なものでしたので、そこまで生育するのに何百年も経っていると推測されているので、地球が現在の様な環境になる事を遥か昔から予想していて、先んじて手を打っていたという事になるんですよねー

サンゴ、かしこ~3なんやな~

※3 賢いという意味

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ということは、
もうサンゴ礁保全の為の、サンゴの養殖や移植は必要ない?

サンゴは人類が考えているよりも遥かに知恵のある動物だったという事になるんですが、こういうことになりますとですねー、これまで人類がサンゴ礁保全の為にと思っていろいろしてきたことが、今後はもう必要ないんじゃないかって言う事なんですよー。なぜなら、現在進行中のサンゴの養殖も移植も、水深25mの浅い水域に展開しているからなんですよねー。

サンゴの養殖
沖縄本島恩納村のサンゴ養殖場の様子/金属の支柱の上でサンゴが成長
画像出典:沖縄科学技術大学院大学(OIST)のホームページより 撮影者/座安佑奈氏

今回のユネスコの発見が、水深25m以内の水域でのことなら、これまでやって来たサンゴの養殖や移植にも意味があると思いますけど、発見されたのが30mよりも深い水域で海水温も30度未満の場所だったんでねー。。。人間は良かれと思ってこの場所で養殖してますけど水深25m以内はサンゴ自体が見限った水域という事ですからねー。いずれこの場所も海水温の上昇に見舞われることになれば、ここでも養殖サンゴの白化現象が起こるわけで。。。

深い水深のサンゴ礁群落は、まだ見つかっていないだけで、他にも世界中の海の中のあちこちに存在しているはずです。深い水域でのサンゴの保全は、人間が手を貸さずともサンゴ自身が相当前から着手してますから、サンゴに任せておけばいいような気がしますー。なので、今後はサンゴ保全の為のサンゴの養殖・移植は必要ないんじゃないかと思うわけなんですよー。まー陸地沿岸の浅い水域には海水温が高過ぎてサンゴ礁は無くなっちゃうと思いますが、深い水域に新たなサンゴ礁の楽園が築かれているのでこれはこれで良しとするしかないですよね。海水温の上昇は正直なところ人間の努力ではどうにもなりませんからね。

まー営利目的の観賞の為の水槽用のサンゴの養殖とかなら今後も続ける方向でいいと思いますよー。営利目的で、折角安住の地で羽を伸ばしているサンゴ礁を採取するのは賛成できませんからねー。

というわけで、今回のユネスコの新発見はサンゴに携わる研究者を喜ばす反面、存在意義を脅かすかもしれない発見やったってことなんですよねー

2100年になっても地球のサンゴは
良好な状態で海中の深場で栄えていますよ!!

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