最終回予告編の「夏くんのこと好きだった」のくだりはどこにあった?【海のはじまり】

ドラマ「海のはじまり」の最終回予告編で、弥生の声で「夏くんのこと好きだった。忘れようとしたら、もっと寂しくなった」というセリフがあり、9月23日放送の最終回では、月岡夏(演 目黒蓮) と百瀬弥生(演 有村架純) の復縁があるのではないか? と話題になりましたが、最終回本編で上記のセリフがなく、一部で「予告編詐欺だ!!」と話題になっています。実際の最終回の放送では、上記のセリフは、弥生が別々のシチュエーションで語った別々のセリフを故意に1つに繋いだものであることが判明。それぞれどういうシチュエーションで出て来たセリフだったか? について分かりやすく、解説します。

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最終回予告編の「夏くんのこと好きだった」のくだりはどこにあった?【海のはじまり】

まずは問題のドラマ「海のはじまり」の
最終回予告編がコチラ

予告編では、百瀬弥生 (演 有村架純)の声で
「夏くんのこと好きだった。頑張って忘れようとしたら、もっとさみしくなった」
というセリフが挿入されています。

これを見た、視聴者が第9話で号泣しながら別れた夏(演 目黒蓮)と弥生の復縁が最終回であるのではないか? と話題になりました。しかし、ドラマ「海のはじまり」を細部まで観ている一部のファンは、弥生は夏の事を「夏くん」とは言わないから、これは海ちゃんの伝言を弥生が夏に伝えているシーンだ、とか、南雲水季が夏に宛てた手紙を弥生が音読しているシーンだとか、様々な考察が繰り広げられていました。

実際最終回では、このセリフは別々の話題で発せられていたセリフを製作者が意図的に1つに繋いで、視聴者をミスリードさせるものでした。

上記のセリフが
実際の最終回で登場した場面が以下になります。

シチュエーションとしては、夏のアパートで一人で留守番するのが寂しくてたまらなくなり、南雲家に戻ってしまった海ちゃんが、夏への伝言を弥生に頼みました。その海ちゃんからの伝言内容を弥生が電話で夏に伝えるシーンで問題のセリフの一部が登場します。

ここで出てきたのが、
問題のセリフの前半部分、
「夏くんのこと好きだった。」です。

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問題のセリフの後半部分は、
同じ電話の会話でしたが、
全く別の話の中で登場します。

「頑張って忘れようとしたら、もっとさみしくなった」
というセリフは、
弥生が過去に子供を授かった際、
産まない決断をして処置した時の
心境を語る中で発せられたものでした。

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最終回予告編に上記の問題のセリフに被せて流れたのが下記のシーンでした。

このシーンは、夏と弥生が付き合いだして間もない頃、夏の家で居眠りした弥生が目を覚ました時のものです。上記の分割されたセリフに気付けなかった視聴者が、このシーンを観て、「夏くんのこと好きだった。頑張って忘れようとしたら、もっとさみしくなった」というセリフが無かったことから、「予告編詐欺だ!!」という話に膨らんでいきました。

ドラマの予告編はシーンの切り取り、セリフの切り取りで、ドラマ制作者側が視聴者を引き付けるためにわざとミスリードに誘うケースも多いですが、今回、この件が「予告編詐欺だ!!」としてニュースにまでなった原因は、

ドラマ「海のはじまり」の最終回に
視聴者の多くが満足しなかったからだと思われます。

ドラマ「海とはじまり」では、別れた元彼女が、元彼氏に黙って元彼氏の子供を出産し、自分が病気で亡くなると、その子供を元彼氏に託す、という倫理的に問題がある設定で物語が展開していました。

視聴者は、最後の最後で、非常識に思えたその設定が、実はそうするより仕方なかった何かしらの理由が示され、ストーリーが覆されることを望んでいましたが、最終回では何も説明されず、視聴者のモヤモヤが晴れる事はありませんでした。

そんな消化不良を起こしていた視聴者でしたから、ドラマ制作者側のちょっとした予告編でのセリフの切り取りに、悪意を感じて腹を立てたんだと思います。

ドラマ「海とはじまり」の最終回の出来が
視聴者が納得するレベルのものであれば、
こんな声は上がらなかったはずです。

個人的にも、ドラマ「海とはじまり」の最終回は、脚本家の腕の見せ所だと思って見ていましたが、えー!! これで終わり??って感じで残念な回でした。

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まとめ

ドラマ「海とはじまり」の最終回予告で流れたセリフ、「夏くんのこと好きだった。頑張って忘れようとしたら、もっとさみしくなった」が本編で流れなかった、「予告編詐欺だ!!」とネットで話題になったことを受けて、予告編のセリフがどのように切り取られたかを詳しく解説しました。

ドラマ「海のはじまり」の最終回の放送直前に有料動画のFODでドラマ「海とはじまり」のスピンオフ、夏の会社の上司・藤井(演 中島歩)が主人公の「親子は道半ば」が公開されました。

残念な本編の最終回を見る前ならこのスピンオフも楽しめたかもしれませんが、残念な最終回後だと、う～ん。。。な感じになっちゃうんですよね。。。

スピンオフ作品は、
素晴らしい出来の本編があってこそ成立しますからね。

ドラマ「海とはじまり」の最終回、直前回の第11話と繋がってる話なの? って言うくらい別物感がありました。第11話では夏は再起不能って感じに見える程落ち込んでたのに、夏と海ちゃんの関係が修復されるの早すぎるし、何で修復できたのかが全然わかりませんでした。まー感想は人それぞれですが、個人的には納得できませんでしたw。まー、楽しめた方もいらっしゃるとは思いますが、そうでなかった方も非常に多いみたいです。わかりますw。

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