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西表島、世界遺産に登録されました!! 西表島の観光、これから変われるかが今後の課題

目次

2021年7月26日、
ユネスコは世界遺産に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の登録を決定

西表島
画像出典 : 八重山毎日新聞7月27日号より

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今年5月に、 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
ユネスコの世界遺産に登録のノミネートを受けていましたが
この度、正式に世界遺産の登録が決定したとのことですー
島では地元の新聞社が号外を出すほどでしたー

西表島世界遺産号外
画像出典 : 八重山毎日新聞7月26日号外より

登録決定した翌日、7月27日の地元新聞ではかなり大きく取り上げられて祝福ムード全開でしたねー
ただ盛り上がっているのは、世界遺産登録によって恩恵のありそうな町の行政や観光業の方たちで、
一般の住民に祝福ムードはないという記事も小さくですが掲載されていましたー

住民 祝賀ムードなく複雑
観光客急増を不安視

【西表】「価値が認められた」「生活はどうなるか」。西表島26日、世界自然遺産登録決定に際して祝賀ムードにはなく、喜びに湧く他地域とは違って住民間で評価が割れるなど複雑な表情をみせた。オーバーツーリズムによる自然・生活環境への懸念が根強い。
 上原地区の80代女性は「昔から豊かな自然の恵みを受けてきた人たちの生活が制限されるのではないか」、白浜地区の70代女性も「自然と自由に向き合って生活してきたが、制限されるのではないか」と話すなど、高齢者には漠然とした 不安が残る。
 観光関連業を営む40代男性は「オーバーツーリズムが富士山や屋久島でも問題となった。西表島だけに限って来島者を制限できるのか」と疑間視。 干立地区の70代男性は「屋久島でも根っこが踏みつけられる被害があった。人が多く来ると自然が壊れるので個人的には賛成できない」と否定的。
 一方で自然遺産の象徴とされるイリオモテヤマネコには「子ヤギがかまれる被害に遭った。集落には鶏もいない。恩恵はない」と語気を強めた。
 上原地区にある飲食店関係の加代女性も「キャパオーバーになる。丁寧に接客したいので、これ以上の観光客の受け入れは無理。 行政が先走っている。もうなるようにしかならない」 と諦め顔だ。
 登録に前向きでも課題を指摘する声は多い。サトウキビ農家の石原和義さん(55)=古見=は「西表島の価値が世界に認められた点を前向きに捉えている。 私たち農家もグリーンベルトを整備したり、赤土流出の少ない株出しを増やすなど、少しでも環境負荷を減らすよう努めている。私も西表財団の理事なので農業の立場から西表島の未来図を描けるよう要望していきたい」と話す。
 西表島カヌー組合の山本英典組合長(43)は「西表島の価値が認められてうれしい。ただ、ネームバリューが上がっていろんな人が訪れると、マナーを守らない人も確実に増える。西表島で定められたルールを入島前にどう周知していくか。 行政と連携を図りしっかり周知して理解してもらうほかない」と強調した。

引用 : 八重山毎日新聞7月27日号より

上の記事をまとめると
西表島の一般の住民の方々は、
世界遺産登録によって押し寄せるであろう観光客の方たちを懸念していますー
オーバーツーリズムで自分たちの生活が制限されるんじゃないかと不安に思っているんですよー

でも、西表島の場合は
そういう事ではないんですよねー

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西表島は、現状がオーバーツーリズム状態!
西表島が世界遺産であり続けるためには、
入域観光客を現状から大幅に減らさなければいけません。

2017年に
日本政府がユネスコに 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」 を世界遺産への登録の推薦書を申請、
2018年5月に登録延期を勧告され、6月に推薦書をいったん取り下げ、再構築して
2019年2月に推薦書再提出。
2020年はこのご時世でユネスコは世界遺産の選出を中止。
2021年5月に 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」 を世界遺産への登録 を勧告
2021年7月に 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」 を世界遺産への登録 を正式決定

◆ 西表島の総量規制問題についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
   ✔あわせて読みたい: 西表島、本当に世界遺産に登録されるの? IUCNに突き付けられる総量規制の明確化 

今年5月の勧告の際、西表島に関しては現状の年間33万人の入域観光客数「脅威」としていて
具体的な総量規制が必要と課題を出していたんですよー
5月以降、西表島を管轄する竹富町から、具体的な総量規制の案が一切出てこなかったので
西表島の世界遺産の登録がどうなるか、気になっていたんですが
今回、西表島は無事、世界遺産に登録になりましたー
さすがにユネスコもたったの2カ月で総量規制の具体案明示させるような酷な事は避けてくれて

今後の一定期間の内に、
総量規制を実行しなさい

という事なんだと思いますー
実際問題、世界遺産は登録されたら未来永劫世界遺産であり続けられる、というものではなくて
世界遺産登録時と状況が変わった場合は、世界遺産の登録抹消っていうのがあるんですよー

オマーン アラビアオリックスの保護区 2007年世界遺産登録抹消
世界遺産の対象の保護区が資源開発のために90%も縮減し、世界遺産委員会にも無届だったことから、
世界遺産としての顕著な普遍的価値が失われたとして世界遺産登録を抹消。

ドイツ ドレスデン・エルベ渓谷 2009年世界遺産登録抹消
世界遺産の対象地区で、登録時にはなかった橋の工事が始まり、景観を著しく損なったとして世界遺産の登録を抹消。

イギリス 海商都市リヴァプール 2021年世界遺産登録抹消
18~19世紀の古い景観がそのまま残っていることから世界遺産に登録になりましたが、
その後、現代建築の都市再開発が進み、景観を著しく損なったとして世界遺産の登録を抹消。

以上の様に、世界遺産に登録になった場所は、
世界遺産に登録になった時の状態をキープし続けることが求められるんですが、
西表島の場合は現状がすでに「脅威」と表現されるほどの状態なので
ここから変化させていかないといけないわけなんですよー

竹富町の町長もこの件はしっかり認識しているようで、27日の地元新聞に記事も出ており、

観光客数は年間33万人から15万人にする

と明言しているんですよー
ユネスコからの課題をきちんととらえている町長で安心する反面、
掲げたこの50%減の総量規制というものがどういうことか、
きちんと理解できているとは思えないんですよねー
それはどういうことかといいますとー

昨年の2020年、観光業壊滅に近い状況で西表島に入域した人の数は
17万6000人!!
これでもまだ多い!!

町長は、去年の観光業がガタガタになった年の西表島の入域数よりも減らす、って言ってるんですよー
2020年は西表島の観光業も大打撃を受けているはずですー
でもその状態を今後もキープし続けるっていう事になるじゃないですかー
生活が成り立たない住民が多数でるということなんですよねー
西表島の住民が現状で不安視しなければならないのは、オーパーツリズムの事じゃなくて
今の観光業が壊滅状態にあるこの状態を維持し続けるという竹富町の姿勢なんですよー
どうですかこれー

15万人っていう数字、
全然現実味を帯びてませんよねー

ユネスコは西表島の総量規制の実現までどのくらいの期間を見てますかねー
結果として総量規制に失敗したら、ユネスコは「登録範囲の縮小」っていうのを適用させて
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」 から西表島だけ削除するかもしれません。

竹富町長、どうするんやろ。。。
これ、難題ですよね。。。

今後の竹富町、西表島に注目ですー

国際自然保護連合(IUCN)は、竹富町に対し
観光客数の抑制策、希少種の交通事故防止策について具体的な回答を
2022年12月1日までに求めているとのことです。

✔あわせて読みたい
【事件です!!】世界遺産登録予定の西表島の登山道で落書き被害。。。これはひどい!!

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