前澤友作氏が私設美術館の目玉だったバスキア「無題1982」を手放したのはなぜ?

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バスキアとは

ジャン＝ミシェル・バスキアを一言で言い表すと、

ストリートの落書きを芸術にまで昇華させた大家

と言ったところでしょうか。。。１９６０年１２月２２日、NYのブルックリン生まれのハイチ系アメリカ人の画家です。１５歳の時に交通事故に遭い、入院した病院で母親から解剖学の分厚い本をプレゼントされ、その解剖学の本を読みふけってそこからアートに目覚めたといいます。ストリートアートで頭角を現し、後にアンディ・ウォーホルにも認められ共同制作もするようになるなど、突出したグラフティー・アートを作風としています。２０世紀において最も重要なアメリカ人アーティストの一人です。１９８８年に違法薬物の大量摂取により２７歳で亡くなっています。

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日本の大富豪、宇宙にも行った前澤友作氏はバスキアの作品を２点所有していました。

今回手放したこの「無題　1982」は、２０１６年５月にNYのクリスティーズのオークションで５７３０万ドル(当時のレートで約６２億円)で前澤友作氏が落札したものです。とても大きな作品で高さ８フィート(約２m４３ｃｍ)、幅１６フィート(約４m８７cm)もありました。下記の画像を見ていただくとサイズ感がわかると思います。

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こちらもバスキアの作品でタイトルはこちらも「無題」で１９８２年の作品です。こちらは上記の「無題　1982」を落札した翌年の２０１７年５月にサザビーズ・NYのオークションで前澤友作氏が１億１０５０万ドル(当時のレートで約１２３億円)、バスキア作品の最高額で落札したものです。こちらはサイズが高さ１８３．２cm、幅１７３cmの作品です。下記の画像を見ていただけるとわかりますが、コチラは小さいとはいえこれだけのサイズ感があります。

こちらは前澤友作氏の現在建築中の自邸兼私設美術館の収蔵品となる予定だそうです。

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前澤友作氏が私設美術館の目玉だったバスキア「無題1982」を手放したのはなぜ?

前澤友作氏はアートは人の目に触れてこそ価値があると考え、人目に触れないようにコレクションすることを嫌い、国内・海外のギャラリーへ作品の貸し出しにも積極的でした。「無題　1982」かなりの大きさの為、搬出・搬入・保管などの管理が大変で手放した可能性があります。下世話な想像をすれば、前澤友作氏の何らかの事情でお金のやりくりが厳しくなって絵画を売却して現金化したのではないか?　ちょうど円安にもなっているし今売却すればだいぶ儲かるんじゃないか?　みたいな憶測もあるかもしれません。でも、ボクが注目したのは、前澤友作氏の下記のツイートなんですよ。

美術館構想に向けてコレクションを少し入れ替えます。

とツイートされているんですよ。「入れ替える」と言う言葉を深読みすると、「無題　1982」を手放して、何かを新たに手に入れようとされているんじゃないかと。。。これまで折角、バスキア作品２点所有されていて、現在建築中の自邸兼私設美術館の目玉になるはずだったものが１点手放された。。。これはちょっと残念な感じが強まるなーとボクは考えます。でも上記の様に「入れ替える」と言うのであれば、もしかするとバスキアの別の作品の入手計画があるのかもしれません。

バスキアの作品は今や世界中の美術館も欲しがる作品となっています。美術館が作品を買い上げてしまうと、もうその作品は美術館が経営破綻でもしない限りは永久に美術館の収蔵品となってしまいます。バスキアの作品が市場に出てくるとしたら、個人のコレクターが手放したときのみなんですよね。

じゃー誰がバスキアの作品を手放すというんでしょう。。。

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可能性が高いのは、この人なんじゃないかと思っていますー。

アメリカの俳優、ジョニー・デップ氏です!

ジョニー・デップ氏はバスキア作品を所有している著名人として有名なんですよ。そして、ジョニー・デップ氏は現在、元妻のアンバー・ハード氏との名誉棄損裁判が、泥沼の様相を呈していると報道されています。

ボクはこの裁判の件については何が何だかさっぱりわからないんですが、もしジョニー・デップ氏がこの裁判の結果多額の賠償金を請求された場合は、所有しているバスキア作品を売却するんじゃないかと想像できるわけなんですよ。前澤友作氏の周りにあるであろう富豪だけが知り得るネットワークの中で、そういう噂をキャッチしている可能性があるんじゃないかなーと思いました。

この推測どうでしょう。。。現在建築中の自邸兼私設美術館が完成するまでに今後何か動きがあるかもしれません。

追記　２０２２年６月２日

ジョニー・デップ氏、元妻へのDV疑惑をめぐる裁判に勝訴されたようです。勝訴されたという事であれば、ジョニー・デップ氏がコレクションしているバスキアを手放す理由なくなりましたね。。。ボクの予想は外れてしまったようです。

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まとめ

前澤友作氏が現在建築しているという自邸兼私設美術館は２０１４年から工事が始まっているそうなんですが、未だに完成していません。総工費１００億円とも言われている自邸兼私設美術館、完全に納得のいくものを作ろうとされているらしく、作っては変更し、作っては変更しでなかなか進んでいないとのことです。千葉県のサグラダ・ファミリア教会^※1とも揶揄されているとかいないとか。。。

※1　サグラダ・ファミリア教会の建設は１８８２年に着工し現在に至るまでまだ完成せず工事が進められている、スペインのバルセロナにある教会です。

前澤友作氏の建築中の自邸兼私設美術館は下記の動画で紹介されています。

完成した暁には、是非、この私設美術館に足を運んで、バスキアの作品を生で観賞してみたいですよー

ちなみに２０２０年１２月３１日放送の大晦日の「ガキの使いやあらへんで」に前澤友作氏が出演し、ダウンタウン浜田雅功さんのバスキア風の肖像画を番組内で落札するというパロディーシーンがあったんですが、前澤友作氏はこの美大生が描いた作品が気に入って本当に買い取られたそうですー

確かにこの作品、単なるバスキアのパクリではなく、雰囲気は寄せつつもしっかり描かれた凄い作品ですよね～。買い取ってもらった美大生は嬉しかったでしょうね。。。
お笑い芸人、とろサーモン久保田氏が自分の絵画の個展に前澤社長にぜひ来てほしいとラブコール送っていたのはこの放送を観ての事だったのか、と思いましたね。まー、とろサーモン久保田氏はまだまだの感じしましたけどね。彼はもっと絵の修行をしないといけないと思います。

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というわけで、前澤友作氏は大きすぎて手に余っていたバスキアの「無題　1982」を手放して、ジョニーデップが手放すかもしれない新たなバスキア作品を狙っているのではないか?　と言う推測でした!

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