盲人役の演技が上手い俳優は?【ラストマン】の福山雅治の演技が全盲に見えない!

2023年4月23日、日曜日夜9時からスタートしたTBSドラマ「日曜劇場 ラストマン」。W主演の一人である福山雅治さんが来日した全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(みなみひろみ)に扮して、もう一人の主演の大泉洋さん演じる警察庁人材交流企画室室長の護道心太朗(ごどうしんたろう)がバディを組んで難事件を解決していくという異色の刑事ドラマなんですが、初回放送を見たところ、蕎麦猪口にそば湯が注がれる音を耳で聞いてそば湯の量を判断する、みたいな小手先の演技はありましたが福山雅治さんの演技、全般的に全盲の方には見えませんでした。「これ、見えてるでしょ!」っていう個所が幾つもありました。

俳優さんからすると「目が見えない」という演技はとても難しいそうです。そこで、過去に盲人役を演じた俳優さんで、演技が上手だったのはどんな方がいたか?　気になったので 調査してみました。

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日本において盲人役のパイオニアといったら、勝新太郎

日本において過去、盲人役の演技がスバ抜けて優れていた俳優は、やはり「座頭市」を演じた昭和のスター、勝新太郎さんではないでしょうか? 勝新太郎さん主演の座頭市シリーズは1962年～1989年にかけて26作品も作られました。勝新太郎さんは誰もが認める盲人役がドハマリした俳優さんでした。恐らく現実の盲人の方はなさらないないであろうしぐさを多く取り入れて勝新太郎さん独特の表情の作り方で、眼が見えない事を表現されていて、映画を見ている方は、「あーこの人は本当に目が見えてないんだな」と思い込んでしまうような説得力のある演技をされていましたね。。。

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勝新太郎さん主演「座頭市」

「座頭市」という人物自体がとても魅力的なキャラでしたので、勝新太郎さんの他に、ビートたけしさんや、女性版座頭市として、綾瀬はるかさんなどがリメイクされて演じていました。

ビートたけしさん主演の「座頭市」／2003年

北野武監督、主演ビートたけしで2003年に製作された「座頭市」。ビートたけしさんの盲目の演技も秀逸で、この作品はイタリアのヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリを受賞しましたのでビートたけしさんの盲人の演技は世界的にも評価されたことになります～。興行収入も28億5000万円と大成功された作品です。

綾瀬はるかさん主演「ICHI」

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今をときめく女優さんの綾瀬はるかさんが演じた女性版「座頭市」。綾瀬はるかさんの本格アクションが堪能できる映画です。綾瀬はるかさん、終始姿勢がうつむき気味でしたが、盲目の演技を好演されていました。興行収入は4億4500万円。

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全盲の弁護士役を好演した松坂桃李

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2014年にTBSの「月曜ゴールデン番組」で放映された「全盲の僕が弁護士になった理由」、主演の全盲の弁護士役を演じた松坂桃李さんの盲目の演技は、とても評価が高いです。上記のtwitterの画像だけでも、「あ、この人目が見えないんだ」ってわかるほど演技が優れていますよね。このドラマは、実在する全盲の弁護士、大胡田誠さんの著書「全盲の僕が弁護士になった理由」が原案になったドラマです。

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映画「箱入り息子の恋」の夏帆の盲目の演技も高評価

映画「箱入り息子の恋」予告編