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サウナ室に閉じ込められる事故、過去事例はあるのか?赤坂の火災と同じケースを発見

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2025年12月15日に東京・赤坂の高級個室サウナで起きた火事。今回の事故は、出火により脱出困難になったのではなく、先にサウナ室のドアノブが外れて閉じ込め状態に陥った可能性が指摘されています。非常用ボタンを押しても助けが来ない絶望的な状況下で、ご夫婦が故意に火を起こし、外部へ異変を知らせようとしていた可能性も浮上しています。本記事では、今回の事故のようにサウナ室に利用者が閉じ込められる事故の過去事例があるのか? について調査したところ、全く同じような状況の事故が過去に起きていたことが分かりました。詳しく解説します。

サウナ室に閉じ込められる事故、過去事例はあるのか?赤坂の火災と同じケースを発見
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目次

サウナ室に閉じ込められる事故、過去事例はあるのか?

サウナ
サウナ
marokeが撮影した画像

12月15日に東京・赤坂の高級個室サウナで火事が起き、サウナ室に閉じ込められてしまったとみられるご夫婦が命を落とされています。このニュースを受けて、サウナ室に閉じ込められてしまう事故はこれまでにもあったのか?と思われた方は多いと思います。今回の報道を受けて、過去事例がいくつか報じられています。

【事例1】
12月20日放送のフジテレビ「Mr.サンデー」では、サウナ室に閉じ込められた女性の事例が紹介されました。この事例は、サウナ室側から押すだけで扉が開くタイプのドアでしたが、サウナ室の外側の床のスノコが反りあがり、ドアの下端にひっかかってドアが開かなくなってしまうというものでした。このケースでは、女性が尖ったサウナストーンでドアガラスを5分間1点集中で叩き続けてドアガラスの破壊に成功し、生還出来たということです。ドアガラスは強化ガラスで通常割ることは困難なものですが、「尖ったサウナストーン」を使ったことが功を奏しました。

【事例2】
また12月20日、文化放送で放送されたラジオ番組で、俳優の伊東四朗さんが1960年代に岡山県倉敷市のホテルに宿泊した際、備え付けられていた1人用のサウナを利用して閉じ込められたというエピソードを語っています。
伊東四朗さんの話では、ドアにドアノブは付いておらず、木製ではなく固い布製のドアだったと話しています。この布製のドアがどんなものだったのか正直よくわかりません。伊東四朗さんは現在88歳であることを踏まえると、正確な記憶かどうかは何とも言えません。

このように上記の2件はいずれもサウナ室に閉じ込められた人物が生還出来ているので、大きな事件として報じられず、ネットにもニュースとして残っていません。

したがって、実際にはサウナ室に閉じ込められた事例は複数あったと思われますが、これまで命を落とすような事故は発生していなかったと考えられます。

もともと、サウナは公衆浴場に設置される施設で、不特定多数の利用者が共用する施設なので、命に係わる事故が発生しても速やかに対処出来ていたのではないかと推測します。

今回、東京・赤坂で発生したサウナ室の閉じ込め事故は、コロナ流行以降に急増した「個室サウナ」という新業態での事故で、「個室サウナ」の安全性が確立する前に起きてしまった悲劇と言えるでしょう。

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赤坂の火災と同じ、サウナ室に閉じ込められ命を落とす事故がチェコ共和国で起きていた!

閉じ込め
閉じ込め
Bits and Splitsが撮影した画像

サウナ室に閉じ込められる事故は、
サウナの本場、フィンランドでは
発生している形跡が見つけられませんでした。

フィンランドでもサウナで命を落とされている方は少なからず存在していますが、その理由のほとんどは、飲酒をしてサウナを利用したことによるものでした。(※「saunologia.fi」のサイト参照) 

フィンランドでは、サウナ室から出られなくなるという事故は考えられないとされていることから、サウナ室のドアは押し引きのみで簡単に開閉し、ドアハンドルが用いられることは皆無なのかもしれません。

しかし、
その他の海外にまで目を向けると、
今回の東京・赤坂のサウナ店と
ほぼ同じ状況の事故が見つかりました。

イギリスの大衆向けニュースサイト「Mirror」は、2017年4月15日に、チェコ共和国の首都・プラハから北東約85kmにある地方都市「イチーン」の住宅の庭に設置されたサウナ小屋で、サウナ室内に閉じ込められた母と娘が命を落とすという痛ましい事故が起きたと報じています。

サウナ室に閉じ込められたのは、65歳と45歳の母娘で、友人宅の庭に設置されたサウナを利用した際に事故が起きたとのこと。サウナ室の内側のドアノブが外れ、ドアが開かなくなりました。

母娘が閉じ込められたサウナ室のドア

Mirror」に掲載された記事の別の写真を見ると、サウナ室の外側のドアノブは外れておらず、レバー式のドアノブが付いているのが確認できます。

サウナ室のドアガラスには割ろうとした形跡が見られることから、母娘は必死にドアガラスを割ろうとしていたようです。状況としては今回の東京・赤坂の個室サウナとほぼ同じ状況と言えます。

サウナの所有者は、母娘がサウナから出てこないので、1時間半後に様子を見に行ったところ、サウナ室内で横たわっている二人を発見したとの事です。

「Mirror」に掲載された事故現場写真を見ると、サウナは豪華なサウナ施設と言うわけではなく、DIY感漂う安っぽい作りなので、ドアノブが外れることもあるかもしれないと感じさせるものでした。しかし、今回の東京・赤坂の個室サウナはビジター料金2時間1万9000円~、会員の月額利用料は39万円にも及ぶ高級サウナ店です。ドアノブが外れることへの衝撃はチェコのの事故のそれとは比較にならないほど大きくなっています。このレベルの高級店でも安全管理がこんなに杜撰(ずさん)なら、日本のサウナ業界自体が危ういのではないか?」 と思われても仕方のない状況になっています。

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なぜ、チェコのサウナ事故が教訓にならなかったのか?

ロウリュウサウナ
ロウリュウサウナ
UnsplashHUUMが撮影した写真

昨今の日本では、空前のサウナブームが巻き起こっていますが、チェコ共和国で起きた「ドアノブが外れてサウナ室に閉じ込められ命を落とす」というサウナ事故はなぜ教訓とならなかったのか?

それは、
今日本で巻き起こっているサウナブームと、
微妙な時間のズレが生じているためです。

2022年2月3日配信の「日経ビジネス」によると、現在の日本のサウナブームは「第3次サウナブーム」だとの事です。「第1次サウナブーム」は1964年の東京オリンピックの選手村に設置されたサウナ施設が話題になった事がきっかけでした。「第2次サウナブーム」は1990年代にスーパー銭湯の開業が相次いだことがきっかけになっています。

そして「第3次サウナブーム」は2016年頃から、著名人やインフルエンサーがSNSでサウナについて発信し始め、その後2019年にサウナ漫画「マンガ サ道」がテレビドラマ化されたことで、サウナ人気が急拡大したことがきっかけになっています。

サウナ漫画「マンガ サ道」

ドラマ「サ道」

チェコ共和国のサウナ事故が発生したのは、
2017年4月15日でしたから、
まだ日本の「第3次サウナブーム」に

火が付く少し前だった事もあり、
このチェコ共和国のサウナ事故が
日本でほとんど認知されなかった

と推測します。

まとめ/「個室サウナ」という業態はこのまま終わりになるかも

12月15日に東京・赤坂の高級個室サウナで火事があり、利用していたご夫婦がサウナ室に閉じ込められた形跡が見つかっています。この報道を受けて、過去にサウナ室に閉じ込められる事故事例はあったのか? について調査し、チェコ共和国で起きていたサウナ事故についてご紹介しました。

今回、サウナ管理者の目の届かない「個室サウナ」で最悪の事故が発生したことで、安全対策を見直す必要が出ていますが、客室が完全個室のプライベート空間である限り、抜本的な安全対策を講じるのは難しいと言わざるを得ません。プライベートを売りにしている以上、監視カメラを設置することもできません。安全が保証できないとなれば、「個室サウナは利用しない方がいい」という発想に繋がるのは自然な流れでしょう。

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「個室サウナ」の危険性が拭えないとなれば、今後は衰退していく業態になる可能性があります。なにより、今回の東京・赤坂の個室サウナの事故をきっかけに、「サウナ施設を利用して画像や動画をSNSに投稿することは不謹慎である」という風潮になってきていますから、インスタ映え等を狙ったサウナ利用は今後、激減するのではないでしょうか。

2026年はサウナ業界にとってはかなり厳しい展開になるのではないかと推測します。

東京・赤坂の個室サウナの事故で亡くなられたご夫婦のご冥福を心からお祈りいたします。

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