TBS日曜劇場「VIVANT」のシーズン1では、バルカの少女・ジャミーンがなぜ「奇跡の少女」と呼ばれていたのか? について明かされませんでした。7月26日からスタートする「VIVANT 2」では「奇跡の少女」と呼ばれる理由が描かれるのではないかと予想されます。本記事では、なぜ、ジャミーンが「奇跡の少女」なのか? を考察します。

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【VIVANT続編】なぜジャミーン役は変更になった?本間さえ起用の理由は?





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【VIVANT2】なぜジャミーンは「奇跡の少女」と呼ばれるのか?
ドラマ「VIVANT」のシーズン1ではジャミーンについて以下のことが明らかになっています。
- 直感的に人間の善悪を見抜ける力がある。
- アディエルの娘として生活していたが、アディエルの実子ではない。
第1話でノコル(演 二宮和也) がノゴーン・ベキ(演 役所広司) にアディエル(演 ツァスチヘル・ハタンゾリグ) が爆発事故で亡くなったことを報告した際に、ベキが「また一人にさせてしまったな」と言ったことから、ジャミーンはアディエル夫妻に預けられていたと思われます。アディエルの妻は2021年に事故で亡くなり、それを目撃していたジャミーンは言葉が話せなくなっていました。 - ノゴーン・ベキ、ノコルがジャミーンを特別視している。
しかし、この程度のことであれば、ノゴーン・ベキが率いていた「テント」内で特別視されていた少女ということでしかないように思えます。
ですが、
ジャミーンを「奇跡の少女」と呼んだのは
別班指令の櫻井(演 キムラ緑子) でした……
別班指令の櫻井
なぜ、別班指令という立場にある人間がその情報を掴んでいたのか? 櫻井がジャミーンを「奇跡の少女」と呼ぶからにはそれだけの理由があるはずです。
ノゴーン・ベキが目指していたのは「バルカの統合」でした
バルカは、4つの民族がそれぞれ異なる宗教を信仰する多民族国家です。それゆえに民族間、宗教間の対立が続き、内戦によって親を失った孤児があふれ貧困にあえいでいました。
日本にとってバルカは、石炭、銅精鉱、コバルト、フローライトなどの資源を輸入してきた重要な資源供給国でした。そんなバルカで本格的な内乱が勃発すればこれらの資源の供給がストップし、日本の国益に大きな損害が出ることが懸念され、バルカの武装組織の内部を調査するために、公安捜査官の乃木卓(後のノゴーン・ベキ/演 林遣都)がスパイとして送りこまれました。
しかし、1983年に実際にバルカで内乱が起き、乃木卓は武装組織からスパイ認定され襲撃を受けます。しかし日本政府は乃木卓とその家族を見捨て、バルカからの救出を行いませんでした。
それをきっかけに、乃木卓はバルカの内乱孤児たちを集めて自警団を結成、それがやがてテロ組織のテントに発展しました。
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ノゴーン・ベキのテロ組織「テント」は政治的・宗教的な主義主張を行うものでも、私利私欲を満たすものでもなく、目指したのは混乱を極めるバルカの国家としての統合でした。
それを成し遂げるために、レアアースの「フローライト」が埋蔵する土地を取得し、その開発権を手にしました。「フローライト」の輸出でバルカに富をもたらし、その富を分配して貧困をなくし、バルカを豊かにしようとしていました。
ドラマ「VIVANT」のシーズン1では、ここまでが描かれました。
しかし、
富の分配だけでは民族、
宗教の対立は終わらない。
とも言えます。
「フローライト」の利益の管理をノコル(演 二宮和也) の資源開発会社「ムルーデル」社が一手に担うとなれば、それに反発する新たな争いが起きる可能性があります。
バルカの統合に欠かせない人物、それがジャミーン?
経済的な統合だけでは4つの民族、4つの宗教をまとめることは難しいと推測されます。そこで必要になるのが4つの民族すべてが受け入れられる精神的象徴の存在です。
その存在こそが、
ジャミーンなのではないか?
と推測します。
モンゴル文化とシャーマニズム
ドラマ「VIVANT」に登場する「バルカ」は架空の国家です。この「バルカ」は実在する「モンゴル」をモチーフにしていると思われます。モンゴルには、古くからシャーマニズム※1信仰が存在しています。
シャーマニズムは、
特定の宗教の教義に基いた信仰ではなく、
自然信仰に近いため、
他宗教を排除する性格が比較的弱い
と言えるでしょう。
また、「中国民族大学哲学宗教学院のMinna Sa氏の研究」によれば、モンゴル系民族のシャーマニズムでは、シャーマンの能力や役割が家系の中で継承され、祖先霊が後継者を選ぶという考え方が存在すると言います。簡単に言えば
シャーマンは血筋が重要視される
という事です。
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もしかすると
ジャミーンはバルカにおいて
有力なシャーマン家系に生まれた
少女だったのではないか?
と推測します。
日本の国益を左右する資源供給国だったバルカの政情安定には、このシャーマンの力が不可欠であると、日本の別班も認識していたのではないでしょうか。しかし、そのシャーマンの一族がバルカの内乱によって全滅し、ジャミーンだけが行方不明となっていたのではないか? と推測します。
ジャミーンが生きていれば、
混乱したバルカを統合できる可能性があり、
そのことから「奇跡の少女」と
呼ばれるようになったのではないか?
と推測します。
その行方不明になっていた幼い少女・ジャミーンを保護したのが、ノゴーン・ベキ(演 役所広司) の組織「テント」だったのではないか?
ノゴーン・ベキは
バルカの精神的な統合の象徴として
ジャミーンを置き、
バルカ経済の基盤を
ノコルに担わせようとしていたのではないか?
と推測します。
まとめ
バルカの少女・ジャミーンがなぜ「奇跡の少女」と呼ばれているのか? その理由を考察しました。ジャミーンはモンゴルにおいて有力なシャーマン家系の末裔で、混乱したバルカを統合する力を持つ人物と考えられていたことから「奇跡の少女」と呼ばれているのではないかと推測しました。
シーズン1では詳しく描かれませんでしたが、ジャミーンを心から心配して支えている柚木薫(演 二階堂ふみ) も、もしこの事実を知っているのであれば、ジャミーンにあそこまで親身になっている理由の一つなのかもしれません。柚木薫の正体については、別記事に詳しくまとめてあります。
もしこの考察が当たっているとした場合、「VIVANT 2」でジャミーン役がモンゴル人のナンディン=エルデネさんから、日本人の本間さえさんに変更になってしまったことを残念に感じる視聴者もいるかもしれません。しかし、ナンディン=エルデネさんの降板には、止むに止まれぬ事情があったようです。それについては、別記事に詳しくまとめていますのでそちらをお読みください。
7月26日にスタートする「VIVANT 2」に注目です!
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