5月10日配信の「毎日新聞」によると、5月6日に発生した磐越道上り線でのマイクロバスの事故を受けて、7日に開かれた北越高校の保護者会で、灰野校長が、今回の事故で負傷した生徒の治療費は全額北越高校側が負担すると発表したことが報じられています。これは、北越高校が、負傷した生徒および亡くなった生徒のご遺族に対して、一定の補償を行う意思を示したものと捉えることが出来ます。今回の事故はマイクロバスに乗っていた21人が死傷(※一部報道では18人死傷と伝えています)した事故です。本記事では、北越高校が支払う損害賠償金がいくらになるのか? 一般的な交通事故の損害賠償額を基に推測します。

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【磐越道バス事故】北越高校が支払う損害賠償金はいくら?
5月6日、部活動の遠征で新潟県から福島県に向かっていた北越高校男子ソフトテニス部の部員20人を乗せたマイクロバスが、磐越道上り線で道路脇のガードレールに衝突し21人が死傷する痛ましい事故が発生しました。(※5月14日時点で一部報道では「18人死傷」と報じています。本記事では21人として記事を書いています)
この事故を受けて、5月7日に北越高校で開かれた緊急保護者会で、灰野校長は「治療にかかる費用は学校側が全額を補償し、4人の弁護士が対応に当たる」と発表しています。これは、北越高校が、亡くなった生徒の遺族に対しても一定の補償を行う方針を示したものと捉える事が出来るでしょう。
今回の事故では、マイクロバスに乗っていた全員が被害に遭っていて、人数も多い事から損害賠償金の額がかなり高額になるのではないか? と気になっている方も多いはずです。
本記事では、その損害賠償金がどのくらいの額になるのか? 一般的な交通事故のケースに当てはめて計算してみました。
北越高校が支払う損害賠償金の規模はどのくらい?
事故現場の状況を考察すると、
乗っていた生徒の重傷と軽傷を分けたのは、
車内に入り込んだガードレールの
位置関係だった可能性があります。
【推測】マイクロバスの車内を貫通したガードレールの経路(赤線)

亡くなった生徒は、⓮の席に座っていた可能性があり、車内に入り込んだガードレールの影響を強く受けた可能性があります。入院していると報じられている生徒4名は、恐らく❽ ❿ ⓬ ⓭付近に座っていた可能性も考えられます。
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損害賠償金支払いの前提条件
- 北越高校が支払う損害賠償金は、今回の事故で死傷した20人の生徒とします。(※一部報道で「18人死傷」と報じていますが本記事では運転手を除いた20人としました)
- 運転手には支払わないとします。
- 亡くなった生徒は1名
- 重傷の生徒を入院している4名と仮定します。(※5月10日の「北越高校記者会見」参照)
・入院期間は3カ月間(90日)と仮定
・後遺障害は14級(腕・足などの露出面に手のひら大の酷いあとを残すもの)と仮定 - 軽傷の生徒を15名と仮定します。
・通院期間は交通事故での一般的な通院期間3カ月よりも長い、4カ月(120日)と仮定します。
・後遺障害は非該当とします。 - 損害賠償金の算出には「弁護士法人デイライト法律事務所」のシミュレーターを用いました。
【推測】亡くなった生徒に対する損害賠償金
約9004万円
内訳
死亡慰謝料 2250万円
死亡逸失利益※1 6754万円
(※1 被害者がもし生きていれば将来にわたって得られていたであろう収入・利益)
【推測】重傷の生徒4名に対する損害賠償金
約380万円/1名あたり
380万円 × 4名 = 約1520万円
内訳
傷害慰謝料 145万円/1名あたり
後遺障害慰謝料 110万円/1名あたり
後遺障害逸失利益※2 125万円/1名あたり
(※2 後遺障害が残り将来の労働能力が低下することで、本来得られていたであろう収入・利益)
【推測】軽傷の生徒15名に対する損害賠償金
約116万円/1名あたり
116万円 × 15名 = 約1740万円
内訳
傷害慰謝料 116万円/1名あたり
【推測】北越高校が支払う損害賠償金の総額
損害賠償金の総額は
約1億2264万円と推測されます!
さらに別途、
治療にかかった費用が加算されます!
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この金額は、一般的な交通事故の際に支払われる損害賠償金の相場となります。今回、運転していた若山容疑者が直近の2週間に交通事故を3回も起こしていた事を隠していたと報じられていることや、部の顧問がマイクロバスに同乗していなかったこと、マイクロバスの白ナンバーが確認できていなかった可能性などから、「北越高校側の安全管理体制について問題があった」と判断された場合には、さらに高額な損害賠償が認められる可能性もあります。よって上記の金額は、損害賠償金の予想最低額になるものと推測されます。
北越高校は損害賠償金を支払うとしつつも、保険金が支払われることを当てにしている?
5月10日に開かれた、北越高校の記者会見で、記者から「生徒の治療費などは一旦全額補償すると公表していたが、この『一旦』というのは今後変更される可能性があるのか?」と質問された灰野校長は、「保険の適用についていろいろ報道がなされていますが、請求が出来れば請求していく」とし、「かかった費用は一旦、こちら(北越高校)で立て替えるという事になります」と発言しました。北越高校の弁護士から灰野校長が発した「立て替える」という表現に問題があったようで、直ぐに「立て替えるのではなく、補償するという形になります」と訂正していました。
灰野校長のこの発言から、北越高校側は、生徒が受けた損害に対し全額を直ちに補償するけれども、これは後々、バス会社(蒲原鉄道)やレンタカー会社に賠償金の請求するつもりであることが伺い知れます。
現時点で北越高校は、「バス会社(蒲原鉄道)に貸切バスを依頼したのであって、レンタカーや運転手を手配したわけではない」と主張しています。この主張が真実であるなら、今回の交通事故で損害賠償責任を負うのはバス会社(蒲原鉄道)で、北越高校が損害賠償金を負担しなければならない義務はありません。要するに、北越高校側の説明について、一部では整合性を疑問視する声も出ている状況です。
「運送の主体」は北越高校、バス会社(蒲原鉄道)のどちらにあったのか?
今回、北越高校の生徒20人を遠征先の福島県に運送するという行為を、正規の貸切バスの依頼という形で、北越高校がバス会社(蒲原鉄道)に発注していたのであれば、「運送の主体」はバス会社(蒲原鉄道)となりますから、そこで事故が起こったのであれば、損害賠償責任の中心はバス会社(蒲原鉄道)側にあると判断される可能性があります。
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しかし、今回の事故の報道では、マイクロバスのレンタカーの契約名義人は「北越高校」だったとされています。(※レンタカーの手続きをしたのは蒲原鉄道の営業担当社員) そしてレンタカーのドライバーはバス会社(蒲原鉄道)の社員ではなく、蒲原鉄道の営業担当社員の知人の知人という事になっています。であるなら、このドライバーはバス会社(蒲原鉄道)と直接仕事の契約を交わしたわけではなく、営業担当社員の個人的な依頼に応じただけの可能性もあります。そうなると、「運送の主体」はバス会社(蒲原鉄道)にあるとは言えず、北越高校側にあると言える状況になってくるんですよ。
「運送の主体」が北越高校側にあるのなら、被害を受けた生徒たちに対する損害賠償は当然のこととなります。一方で、北越高校は事故を起こした運転手・若山容疑者とレンタカー会社に対して、損害賠償請求できる可能性はあります。しかし、今回のケースでは、レンタカーの契約時に蒲原鉄道の営業担当社員が自身の運転免許証を提示して契約しており、若山容疑者の運転免許証の提示が無かったものと見られています。レンタカーの契約ではレンタカーを運転する人の免許証を提示する事になっていますから、今回のケースでは契約内容との不一致が問題視され、保険適用の可否が争点になる可能性があります。若山容疑者に支払い能力が無ければ、結果的に北越高校が損害賠償金を全額支払う可能性が高くなります。
今後の福島県警の捜査で、今回の事故の「運送の主体」がどちらにあったのかが、明らかにされるでしょう。
まとめ
5月6日に福島県の磐越道で起きたバス事故で、被害に遭った高校生に対し、北越高校が損害賠償金を負担すると発表したことを受けて、その損害賠償金の総額がいくらになるのか? 概算を算出しました。亡くなった生徒が1名いること、またケガをされた生徒が19名と多かったことから、その損害賠償金の額が注目されています。
今後、なぜこの交通事故が起きたのか、過失は北越高校側にあったのか、それともバス会社(蒲原鉄道)にあったのかで事情は大きく変わる事になります。今後の福島県警の捜査の進捗を見守りましょう。
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