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【旭川女子高生事件】なぜ落下音がダンやバン?川の岩に衝突?

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2024年4月に北海道旭川市で発生した、女子高生が神居古潭の橋の上から転落させられ命を奪われたとする事件の裁判が始まっています。この裁判の中で、証人として出廷した小西優花受刑者は、被害者Aさんが川に転落した際「キャー」という悲鳴とバン」という音を聞いたと証言しています。一方、内田梨瑚被告は橋に被害者Aさんを置き去りにして引き返した際に、背後からキャー」という悲鳴とダン」という音を聞いたと証言しました。被害者Aさんは川に転落したはずなのに、「バシャ! 」「ドボンッ!」といった水音ではなく「バン」「ダン」という衝撃音だった事から、「被害者Aさんは川の中の岩か何かに衝突したのではないか?」と考えている方も多いはず。本記事では被害者Aさんが川に転落した際になぜ「バン」「ダン」という衝撃音がしたのか? その理由や現場の状況について解説します。

【旭川女子高生事件】なぜ落下音がダンやバン?川の岩に衝突?
【旭川女子高生事件】なぜ落下音がダンやバン?川の岩に衝突?

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◆ 【旭川女子高生事件】内田梨瑚被告の裁判日程と内容まとめについてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
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目次

【旭川女子高生さつ人事件】なぜ落下音が「ダン!」や「バン!」だった?川の岩に衝突したの?

2024年4月に北海道旭川市で発生した、女子高生が神居古潭の神居大橋の上から転落させられ命を奪われたとする事件の裁判。この事件の別の裁判で既に23年の実刑判決を受けた小西優花受刑者は、内田梨瑚被告の裁判において、被害者Aさんが橋から転落する際の様子を証言しています。小西優花受刑者は、被害者Aさんの「キャー」という悲鳴の後、バン!」という音が聞こえたと言うのです。また内田梨瑚被告は、被害者Aさんを現場に残して引き上げた際に、背後から被害者Aさんの「キャー」という悲鳴とダン!」という音がしたと証言しました。本来、被害者Aさんが川に落ちたのであれば、「バシャ!」「ドボンッ!」といった水がはじける音がするはずですよね。

落下音が「バン!」や「ダン!」だった事から、被害者Aさんは一度岩などに衝突してから川に落ちたのではないか?と考えた方もきっと多かったことでしょう。事件現場となった、神居古潭の神居大橋の航空写真を見ると、川岸近くには大きな岩が見て取れます。被害者Aさんはこの岩の辺りに落ちたと考えた方も多いはずです。

神居古潭の神居大橋
※被害者Aさんは橋の左側に落下しました。

しかし、5月28日配信の「集英社オンライン」の記事によると、内田梨瑚被告、小西優花受刑者と被害者Aさんは橋の真ん中あたりにいたと報じています。これは5月27日に小西優花受刑者が、内田梨瑚被告の裁判に証人として出廷した際に、証言した内容とも一致しています。小西優花受刑者は、内田梨瑚被告が橋の欄干の外側に立たされていた被害者Aさんの背中を押したと証言。その際、被害者Aさんは咄嗟に橋の下にあったロープにつかまっていたがその後川に転落したと説明していました。

この時、被害者Aさんがつかまったロープというのは、このつり橋のメインケーブル(赤線)の事だと思われます。

神居大橋のメインケーブル(赤線)

上記の図からも分かるように、橋の欄干の外側に立たされた被害者Aさんが背中を押されて、咄嗟にメインケーブルに掴まれたとするなら、やはり被害者Aさんが橋から落下した地点は神居大橋の真ん中あたりであるといえるでしょう。

上記のGoogleの航空写真を見ても、その他の動画を見ても、神居大橋の中央部の直下の川面に、岩は確認できません。

ではなぜ
被害者Aさんが川に落下した際、
「ダン!」「バン!」という衝撃音がしたのか?

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神居大橋の高さが「ダン!」「バン!」に影響か?

衝撃音がした理由は
この神居大橋の「高さ」に関係がある
可能性が高いです。

神居大橋の高さは約10メートルと報じられています。物体が高さ10メートルから自由落下した場合、水面に到達する時には時速50キロを超えます水は元々分子同士がくっついて存在しており、空気のように圧力をかけて圧縮することはできません。(※水の非圧縮性) 例えば、それほど高く無い地点から水面に飛び込んだ際、水面突入速度は非常に緩やかです。水は圧縮できないので、水中に身体を投入すると、同じ体積の水が、あらゆる方向に移動する(波となって移動、しぶきとなって跳ねるなど) ことで身体が水中に沈みこみます。この時、水がはじける音がいわゆるスプラッシュ音です。

緩やかなスピードで水中に突入する際に聞こえるスプラッシュ音

多くの人が、
「川に落ちた」と聞いて想像する音が、
このスプラッシュ音だと思われます。

しかし、高さ10メートルから落下して水中に突入する場合、その時の速度は時速50キロと高速になります。すると、水が身体を受け止めるために移動するスピードよりも、身体が水中に突っ込むスピードの方が速くなってしまいます。その結果、全く移動しない水はコンクリートの壁と変わらない状態になってしまいます。

その衝突で発せられる音は、スプラッシュ音とはならず、物体が壁に衝突した際に聞こえる「バン!」や「ダン!」といった衝撃音になるというわけです。

実際に10メートル程度の高さがある橋から川に飛び込んだ際の音が以下になります。これらの飛び込みは「クリフ・ダイビング」と呼ばれるスポーツの一種です。

10メートル程度の高さがある橋から川に飛び込んだ際の衝撃音

着水時、花火のような破裂音が響きます

スポーツメディア「NumberWeb」によると、オリンピック競技でもある10メートルの飛び込みは、入水時に約1トンの衝撃を身体に受けると報じています。競技選手は、なるべく身体に負担が無いように着水姿勢を作ると言いますが、失敗すると、脳しんとうを起こしたり、首を痛めたりするほか、お腹から落ちると血を吐いたり気絶してしまうケースもあると言います。

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飛び込み選手や「クリフ・ダイビング」を楽しむ方たちは、飛び込む際の衝撃に慣れているといえますが、被害者Aさんには全くそのような体験はありませんし、当時は相当衰弱していたと思われます。そのような状態で約10メートルの高さから川に転落してしまったのであれば、身体に深刻なダメージを受けたことはほぼ間違いないでしょう。

まとめ

2024年4月に北海道旭川市で起きた事件の裁判で、被害者Aさんが川に落下した際に「ダン!」「バン!」という大きな音が聞こえた理由について解説しました。

この「ダン!」「バン!」という衝撃音は、約10メートルという高さから川に落下したことで、時速50キロを超えるスピードでコンクリートの壁に突っ込んだのと同等の衝撃がそこに生まれていた事を示しています。

内田梨瑚被告は、「(被害者Aさんの)背中は押していない。橋に置いてきただけだ」と主張しています。しかし、仮に内田梨瑚被告が被害者Aさんの背中を押していなかったとしても、橋から落ちたら、被害者Aさんが亡くなる可能性が高いことは容易に想像できたはずです。それなのにそれを放置したというのであれば、「未必の故意」が成立する可能性は十分あるのではないでしょうか。

亡くなられた被害者Aさんのご冥福を祈るとともに、裁判員によって内田梨瑚被告の罪が正しく裁かれることを切に願います。

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