客が少ない「シナントロープ」、「BPバーガー」に勝てない理由

毎週月曜日の深夜帯、テレビ東京で放送しているドラマ「シナントロープ」。11月24日に放送された第8話では、バーガーショップ「シナントロープ」において、どうやって客足を増やすかが話し合われるシーンがいくつか描かれました。同業他店の「B.P.バーガー」はテレビでも取り上げられるほどの人気店なのに、なぜ「シナントロープ」にはお客が少なく、いつもガラガラなのか……本記事ではその理由を考察していきます。

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客が少ない「シナントロープ」、「BPバーガー」に勝てない理由

ドラマ「シナントロープ」第8話では、フルーツバーガーが大人気となっている「B.P.バーガー」がテレビで取り上げられる様子が描かれ、いつもお客が少なくガラガラのバーガーショップ「シナントロープ」のスタッフたちが危機感を抱くシーンが描かれていました。

この「B.P.バーガー」のテレビを、営業時間中に店内のテレビで見ている「シナントロープ」のスタッフたち……

「B.P.バーガー」では、ハンバーガーに「キウイ×オレンジ」、「ブルーベリー×クリームチーズ」、「ラズベリー」などを合わせる斬新なハンバーガーが好評を得ており、店内はいつもお客さんでいっぱい……

ドラマに登場する敵役の折田(演 染谷将太) もこの「B.P.バーガー」を気に入っています。

同じ地域にありながら、
なぜ、これほどまでに差がついたのか?

まず考えられるのは、
シナントロープには拳銃強盗が入っているから
という理由が真っ先に浮かびます。

ドラマ「シナントロープ」第1話では、折田の差し金で、久太郎(演 アフロ) がバーガーショップ「シナントロープ」に強盗に入っています。この強盗には本物の拳銃が使われ、けが人は出ませんでしたが犯人が拳銃を発砲までしていましたから、あんな事件が起きた店、という事で怖がられて客足が遠のいた可能性は否めません。

しかし、本記事が考えるのは全く別の理由です。

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バーガーショップ「シナントロープ」に
お客が少なくいつもガラガラなのは、店名に問題がある
と考えます。

店名として使われているこの「シナントロープ」という言葉の意味をご存じでしょうか? ドラマを観ている多くの方が、この聞きなれない言葉の意味を調べるために、ネット検索したはずです。

「シナントロープ」について解説したWikipediaには以下の様に記されています。

シナントロープ(synanthrope, synanthrop。ギリシア語で syn-「共に」＋ anthrôpos「人間」) は、人間社会の近くに生息し、人間や人工物の恩恵を受けて共生する、野生の動植物を指していう。

シナントロープの例
哺乳類

• クマネズミ
• ドブネズミ
• アブラコウモリ
• アライグマ

鳥類

• ドバト
• ハシブトカラス
• カモメ
• スズメ
• ツバメ
• ハクセキレイ

爬虫類

• ニホンヤモリ
• アオダイショウ

節足動物

• ゴキブリ

引用：「Wikipedia」より

そうなんですよ、「シナントロープ」が意味する動物の多くが人間にとっては害獣を指しているんですよ。上記の引用からも分かるように

「シナントロープ」は
飲食店の店名にふさわしくない
と言えます。

ちなみに「B.P.バーガー」の店名の由来は、第8話でテレビに出てきたオーナーの名前が「別府五郎」でしたから「別府バーガー」に由来していると考えられます。

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まとめ

ドラマ「シナントロープ」の舞台となるバーガーショップが、毎回お客が少なくガラガラなのはなぜなのか? その理由について解説しました。「シナントロープ」は一般的な言葉ではないので、何かしらおしゃれなものを指す言葉かと思いきや、ネズミやカラス、ゴキブリを指す言葉であることが判明。そんなことを知った方たちがお店に行こうとは思いませんよね。

なので「シナントロープ」のオーナーも水町(演 山田杏奈) は一刻も早く、店名を変更すべきなんですよ。

第9話では、「シナントロープ」のメニューを全品半額にして大賑わいしているシーンが描かれていますが、今後、どのような展開になっていくのか注目です。

第9話予告編