【刑罰／MLB罰則】水原一平と大谷翔平はどんな罪に問われる?

最新情報を追記しています!

カルフォルニア州で違法なスポーツ賭博(スポーツベッティング) に関与したとしてドジャースを解雇された水原一平氏、当初は大谷翔平選手が自分の借金450万ドルの肩代わりをしてくれたと説明していましたが、大谷翔平選手側は、水原一平氏の借金の事は知らない、水原一平氏の借金返済の送金もしていない、銀行口座から巨額のお金が盗まれたと告発しています。水原一平氏が嘘をついているのか? 大谷翔平選手が嘘をついているのか? 現時点では不明ですが、今後、水原一平氏と大谷翔平選手が問われる可能性がある罪とその罰則について解説します。

スポンサーリンク

◆　大谷翔平の通算175号ホームランボール(今季第4号)の回収でまたトラブルか?についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
✔あわせて読みたい
大谷翔平の通算175号ホームランボール(今季第4号)の回収でまたトラブルか?　

人気ブログランキング下記バナーでこのブログ応援して下さい!!!お願いします!!!

これこれ!!

＼【PR】Tシャツ欲しいな～と思ったら!／

スポンサーリンク

【刑罰／MLB罰則】水原一平と大谷翔平はどんな罪に問われる?

日本時間の3月21日に、違法なスポーツ賭博(スポーツベッティング) に関与したとしてすでにドジャースを解雇になっている水原一平氏。水原一平氏はアメリカのスポーツ専門メディア「ESPN」の取材に対し、自らの借金を大谷翔平選手が肩代わりしてくれたと説明しました。

今回の騒動が持ち上がってドジャース側が急遽立てたのが危機対応広報担当者(以下、広報担当) 、が取材申し込みの窓口になりました。

3月19日の段階で、この広報担当が大谷翔平選手に聞き取りした際に、大谷翔平選手はみずはら水原一平氏の借金返済のためにお金を銀行口座から送金したことを認める発言をしていましたが、21日に証言を翻します。

3月21日に、大谷翔平選手は水原一平氏がギャンブルにハマっていた事も、莫大な借金があった事も、知らない。ましてやその返済を肩代わりなんてしていないし、自分の銀行口座から送金もしていない。そして20日の開幕戦の試合の後、自分の銀行口座を確認したら、巨額のお金が盗まれていた!と発表。態度を一変させました。

※この経緯は 下記の記事に詳しくまとめています。

そしてこの大谷翔平選手の証言と、水原一平氏の証言が対立することもなく、水原一平氏は3月20日に受けていた「ESPN」の取材の証言の多くを撤回しました。水原一平氏はドジャース球団と大谷翔平選手の意向に沿う形で身を任せるつもりのようです。球団や大谷翔平選手の意向に合わせると、水原一平氏は窃盗罪の罪まで背負う事になるんですけどね。。。

要するに、
誰が見ても違和感しかない掌返しが
目の前で起こりました。

いくつかのケースを想定して水原一平氏と大谷翔平選手が問われる罪と刑罰について解説します。

スポンサーリンク

1.　大谷翔平選手が水原一平氏の借金450万ドルを肩代わり返済していた場合

日本人多くがこのケースを信じているのではないでしょうか? このケースでは、水原一平氏の借金相手が違法ブックメーカーであることを大谷翔平選手が知っていた場合と知らなかった場合とで問われる罪が異なります。

大谷翔平選手が水原一平氏の借金相手が違法ブックメーカーと知らなかった場合

大谷翔平選手が水原一平氏の借金相手が違法ブックメーカーと知らなかった場合は、大谷翔平選手は恐らく法的にもMLB的にも何の罪にも問われません。セーフです。

水原一平氏も借金相手を大谷翔平選手に説明していなかった場合は、法的な罪はカリフォルニア州の違法賭博罪に該当します。ですが、カリフォルニア州の違法賭博罪は軽犯罪です。

カリフォルニア州の違法賭博罪
刑罰　6か月以下の懲役または1000ドル(日本円で約15万1000円)以下の罰金、またはその両方

水原一平氏、球団からの処罰は「解雇」を言い渡されています。

水原一平氏は大谷翔平選手に450万ドル(日本円で約6億8000万円) もの借金を肩代わりしてもらったわけですから、水原一平氏には450万ドルの所得があった事になります。という事は、そこに税金がかかってくることになるわけです。アメリカの国税局(IRS) はすでに水原一平氏に目を付けて捜査対象としました。水原一平氏に降りかかる所得税がいくらになるか? については 下記の記事に詳しくまとめています。

スポンサーリンク

水原一平氏がこの所得税が払えないとなると、以下の罪に問われます。

カリフォルニア州の脱税罪
刑罰　1年以下の懲役及び2万ドル(日本円で約303万円)以下の罰金
※　未払い分の税金も請求。支払われない時は財産差し押さえ。

水原一平氏、所得税の額が高額すぎますから、ほぼ懲役が確実となってしまうんですよ。この所得税支払いを回避するには、大谷翔平選手側に贈与税を支払ってもらうしかありません。贈与税は日本では受け取った側が支払い義務がありますが、アメリカでは贈った側に支払い義務があります。税率は最大40%にもなりますから450万ドルの40%、180万ドル(日本円で約2億7250万円) を大谷翔平選手に追加で支払ってもらえるよう交渉する必要があります。

よって、大谷翔平選手が水原一平氏の借金相手が違法ブックメーカーと知らなかった場合、

ということになります。

スポンサーリンク

大谷翔平選手が水原一平氏の借金相手が違法ブックメーカーと知っていた場合

大谷翔平選手が水原一平氏の借金相手が違法ブックメーカーと知っていた場合は、共謀罪が問われる可能性があります。平たく言えば、二人とも違法賭博に関わったとみなされるいう事です。

法的には大谷翔平選手、水原一平氏共にカリフォルニア州の違法賭博罪に該当してしまうという事です。

カリフォルニア州の違法賭博罪
刑罰　6か月以下の懲役または1000ドル(日本円で約15万1000円)以下の罰金、またはその両方

さらに、大谷翔平選手が水原一平氏の借金を肩代わりすることで、「違法ブックメーカーの債権回収に協力した」と取られてしまうと連邦犯罪のマネーロンダリング幇助の罪に問われる可能性があるといいます。

連邦犯罪　マネーロンダリング幇助罪
刑罰　5年以下の懲役

MLB的には、「違法ブックメーカーの債権回収に協力した」と判断されると違法ブックメーカーのために働いたとみなされるので、大谷翔平選手は1年間の試合出場停止になる可能性があります。

水原一平氏に関しては、上記に記した知らなかった場合と同じです。

今後の捜査でもし、水原一平氏が野球に賭けていることが判明したら?

現時点で、水原一平氏は野球には賭けていないと主張していますが、今後の調べでもし野球に賭けていた場合は大変なことになります。大谷翔平選手が水原一平氏の借金相手を違法ブックメーカーと知った上で借金の肩代わりをし、且つ、水原一平氏が野球に賭けていたら、

• 水原一平氏がドジャースの試合に賭けていたら、水原一平氏・大谷翔平選手ともども永久追放処分
• 水原一平氏がドジャース以外の試合に賭けていたら、大谷翔平選手は1年間の出場停止処分

になるんですよ。

大谷翔平選手が現状で「お金が盗まれた」と主張していることを踏まえると、水原一平氏が野球に賭けていた可能性、または賭けていなかったとしても野球の情報を違法ブックメーカー側に流すなどしていた可能性は決して低くはないと思われます。

今後の捜査当局がその辺の捜査をするはずです。

すでに解雇を言い渡されている水原一平氏については知らなかった場合と同じです。

スポンサーリンク

2.　水原一平氏が無断で大谷翔平選手の銀行口座からお金を盗んでいた場合

もし、水原一平氏が無断で大谷翔平選手の銀行口座からお金を盗んでいた場合は、大谷翔平選手は完全な被害者の立場となって何の罪に問われる事もありません。完全に大谷翔平選手は守られます。

現時点での状況は、まさにこの状況です。大谷翔平選手は名指しはしていないものの、巨額のお金が盗まれた! と言っていますからね。

水原一平氏側もそれに反論することなく受け入れているように見えます。

この場合、ケースが2通り考えられます。水原一平氏が大谷翔平選手から管理を任されていた銀行口座からお金を盗んで借金の返済に充てていた場合と、水原一平氏が不正に大谷翔平選手の銀行口座にアクセスした場合です。

水原一平氏が大谷翔平選手から銀行口座の管理を任されていた場合

水原一平氏が大谷翔平選手から銀行口座の管理を任されていた場合は横領罪に問われることになります。横領罪は盗んだ金額が950ドルを超えるか越えないかで、重窃盗、軽窃盗に分かれます。今回のケースはもちろん重窃盗に当たります。

カリフォルニア州の横領罪
刑罰　3年以下の懲役または1万ドル(日本円で約151万円)以下の罰金、またはその両方

盗んだお金にも所得税が課税されると上記で解説しました。なので、所得税が払えなければも横領罪+脱税罪の罪を負わなければなりません。

カリフォルニア州の脱税罪
刑罰　1年以下の懲役及び2万ドル(日本円で約303万円)以下の罰金
※　未払い分の税金も請求。支払われない時は財産差し押さえ。

水原一平氏が大谷翔平選手の銀行口座に不正にアクセスした場合

水原一平氏が大谷翔平選手の銀行口座に不正にアクセスした場合は、窃盗罪に問われます。窃盗罪も盗んだ金額が950ドルを超えるか越えないかが基準になっていて、今回のケースはこちらも重窃盗という事になります。

カリフォルニア州の窃盗罪／グランド・セフト(重窃盗)
刑罰　3年以下の懲役及び5000ドル(日本円で約76万円)以下の罰金

窃盗罪にも同様に盗んだお金に所得税がかかります。払えなければやはり、脱税罪に問われます。

カリフォルニア州の脱税罪
刑罰　1年以下の懲役及び2万ドル(日本円で約303万円)以下の罰金
※　未払い分の税金も請求。支払われない時は財産差し押さえ。

横領罪と窃盗罪、微妙な差はあるにしろ、どちらも最大3年の懲役です。盗んだとされる金額が450万ドル(日本円で約6億8000万円) と巨額な事を考慮しますと、3年まるまる収監される可能性高いです。それに脱税罪の懲役1年がプラスされますから、最大4年の懲役、という事になります!

スポンサーリンク

まとめ

現在、世界的な騒動となっている水原一平氏の窃盗・横領疑惑、今後、水原一平氏と大谷翔平選手がどのような罪に問われる可能性があるか? について解説しました。

現在、大谷翔平選手が主張するように銀行口座のお金が盗まれていたとすると、水原一平氏の運命はお先真っ暗と推測できます。また、水原一平氏が本当に野球に賭けていなかったのか? が今後のカギになってきます。騒動が進む方向によっては、大谷翔平選手のキャリアも終わってしまう可能性がほんの少しではありますがあるんですよ。

水原一平氏にとって一番いい決着は、
大谷翔平選手が水原一平氏の借金をした相手の事について全く知らずに、借金を肩代わりし、肩代わりした450万ドル(日本円で約6億8000万円)を水原一平氏に対する贈与として贈与税を追加で180万ドル(日本円で約2億7250万円) 支払えば、誰も刑務所に行かずに済むんですよ。でも大谷翔平選手だけが総額630万ドル(日本円で約9億5390万円) も支払う羽目になりますけどね。

大谷翔平選手は貧しくなって沈んでしまった日本の希望の星ですから、いつまでも空に輝いていて欲しい存在です!!　FBI(連邦捜査当局)とIRS(アメリカ内国歳入庁) の捜査を見守りましょう!!

追記　2024年3月26日　大谷翔平選手が記者会見