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自民党女性局のフランス研修の費用と参加者の自己負担額はいくらだったか?【徹底予想】

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エッフェル塔
Günter Albersが撮影した画像

参議院議員の松川るい議員や元speedの今井絵理子議員がSNSにアップした自民党女性局のフランス・パリ研修の画像が「旅行気分で浮かれている!」「税金使って旅行してる!」と国民から反感を買って大炎上しています。このフランス・パリ研修の旅費に関しては、党費と参加者の自己負担金で賄われているとされていますが、その割合については明らかにされていません。今回のフランス・パリ研修の費用が総額いくらになるのかにスポットを当てるのではなく、一人当たりいくらの旅費がかかって、党費からいくら支払われて、自己負担額はどの位だったのか? について徹底予想していきます。これって国民が一番気になる事ですよね。

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目次

自民党女性局のフランス・パリ研修に税金が使われていないって本当?

日本は今、生活必需品の値上げや電気代の高騰、増税、さらには自然災害で大変な目に遭っている方たち、苦しんでいる方たちが数多くいらっしゃいます。そんな中で国民の事を第一に考えるべき国会議員や地方議員の方たちが、エッフェル塔の前でこんな写真を撮影して、SNSにアップしたらそりゃー大炎上しますよね。日本が置かれている状況や国民がどんな思いで暮らしているかというその辺の想像力が欠けてしまっているのは、議員としてどうなんでしょう。。。って思っちゃいます。

税金使って旅行するな!

という声が国民の多くから上がって、大炎上したわけなんですが、フランス・パリ視察に参加した参議院の松川るい議員や今井絵理子議員は以下のようにX’s(旧ツイッター)で釈明しています。

費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています。

引用:松川るい議員のX’sより引用

海外研修に対して、「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています。 先のベトナム訪問についていえば税金を原資としたお金は1円も支出していません。

引用:今井絵理子議員のX’sより引用

旅費の内訳は
党費参加者の自己負担

党費と参加者の自己負担なら、
税金は全く使われていないのでしょうか?

「党費」というのは「自民党の収入」の事です。「しんぶん赤旗」によりますと、自民党の収入の約7割は、国から支給される政党交付金だということです。政党交付金の原資は国民から集めた税金ですから、フランス・パリ研修の旅費の一部が党費から捻出されているとすれば、間接的に国民の税金が投入されている、という事になりますよね。フランス・パリ視察に税金は1円も使われていない、という認識は少しずれているわけなんですよ。

では、その党費、このフランス・パリ研修にどの位投入されたんでしょう? 松川るい議員や今井絵理子議員はSNSでその額について明らかにはしていませんが、この記事を通して根拠を示しながら予想していきます。では、まずこのフランス・パリ視察に1人当たりどのくらいの費用が掛かったのか計算していきます。

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フランス・パリ研修の費用は一人当たりどのくらいかかっているか?

UnsplashMarkus Spiskeが撮影した写真

今回の自民党女性局が実施したフランス・パリ研修の費用について、公式な情報は明らかになっていませんがざっくりした費用を計算していきます。費用の内訳は以下の通り。

  • 羽田↔パリの往復航空券
  • パリのホテル宿泊費
  • パリでの外食費
  • 現地移動用観光バス代

上記の4点について計算していきます。

羽田↔パリの往復航空券の費用

画像はイメージ
UnsplashJoakim Honkasaloが撮影した写真

航空機の運賃はシーズンによってかなり料金に開きが出るために、今回の自民党女性局のフランス・パリ研修の日程に限りなく近い日程で計算しています。松川るい議員や今井絵理子議員のX’s(旧ツイッター)の書き込みから、自民党女性局のフランス・パリ研修は2023年7月24日月曜日~7月28日金曜日だったことが判明してていますので、曜日を合わせて、8月7日月曜日~11日金曜日の日程で航空機運賃を計算しました。

自民党女性局が利用するので航空会社はJALかANAの2択になると思われます。ANAは8月7日発で直行便がなく、パリのシャルル・ド・ゴール空港に翌日着だったことから、今回はJALを利用する前提で計算しています。議員の海外視察・研修の時の航空機の座席は最低でもビジネスクラスになると言われています。今回の視察団38人の内、国会議員4人と複数の地方議員が含まれているのでエコノミークラスを利用したとは考えにくいため、ビジネスクラス利用として計算しました。

羽田 パリ(シャルル・ド・ゴール空港)
ビジネスクラス 52万5000円 × 往復 = 105万円

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パリのホテル宿泊費

画像はイメージ
Unsplashreisetopiaが撮影した写真

今回の自民党女性局のフランス・パリ研修で宿泊したホテルについては情報は明らかになっていません。パリのどのランクのホテルのどんな部屋に宿泊したか不明ですが、一般人の節約海外旅行という訳ではないので、国会議員や地方議員の方たちが満足する一定以上のレベルのホテルに宿泊されたはずです。議員の海外視察・研修で利用されるホテルは5つ星ホテル利用が一般的といわれています。

8月7日月曜日~11日金曜日の日程で、パリの5つ星ホテルの料金を調べたところ、ホテルのランクによって1人1泊4万円~26万円の室料となっていました。自民党女性局のメンバーが納得する部屋はどのレベルなのか。。。そこで参考にしたのが下記のニュースです。

2023年11月に予定されている香川県議会議員の海外視察の見積もり

2023年7月に香川県議会議員の海外視察の見積もりが高過ぎると言って問題になった件ですが、結局議会が承認してゴーサインが出たというニュース。この時の香川県議会議員が宿泊予定のホテルは1泊6万6000円でこれが県議会で承認されていましたので、今回の自民党女性局のフランス・パリ研修のホテルも1人1泊6万6000円としました。

ホテル1人1泊6万6000円 × 3泊 = 19万8000円
※4日目~5日目の晩は機中泊

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パリでの外食費

画像はイメージ
UnsplashSiyuanが撮影した写真

自民党女性局のフランス・パリ研修はやはり、友達同士で行くパリ旅行とはわけが違いますから、外食する場所もかなりいいお店を選ばれていると思います。そもそも、議員さんたちの海外視察・研修というのは、旅行会社が航空機からホテルからレストランから、なんなら、帰国後に議会に提出する視察のレポートの作成までを全て請け負ってパッケージ化し、議員さんはそれにただ乗っかって至れり尽くせりの大名旅行が議員さんにとっての海外視察旅行だといいます。※この件について詳しくは下記のの動画をご覧ください。

上記の動画の内容なども踏まえますと、女友達と連れ立ってするパリ旅行ならともかく、自民党女性局の方たちが安い大衆食堂で食事をするとは思えません。折角「食の都」、フランスに来たのだからとランチもディナーも高級レストランを利用されたのではないかと思うんですよ。ミシュランの星付きレストランを頻繁に利用されたのではないでしょうか?

フランスの本格的な食文化に接することも
大切な勉強よね。
これからの政治活動にも絶対に有意義なはず!

現在、日本の「円」は円安ですから、海外での外食にかかる費用は一般の日本人感覚からすると相当高くつく感じになります。日本の飲食店の価格設定とはだいぶギャップがあるようです。

3つ星レストランで食事すると目が飛び出るほどの料金となるため、3つ星レストランは豪華すぎるとして、ランチ・ディナーともに、1つ星 or 2つ星レストランで食事されるのではないでしょうか。。。

パリの2つ星レストラン「Taillevent」

2つ星レストランでも
これだけの緊張感があります!

ミシュランの星付きレストランとは?

3つ星:そのために旅行する価値のある卓越した料理
ミシュラン最高峰の三つ星は、キャリアを極めたシェフの卓越した料理に授与される。
最上の食材を使った料理は芸術の域に達しており、後世に受け継がれることも多い。

2つ星:遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理
熟練した技術だけでなく、目を見張る食材の質や独自性など、料理は洗練されている。

1つ星:近くに訪れたら行く価値のある優れた料理
食材の質、料理の技術、味付けの完成度など、そのカテゴリーの模範となる。

引用:ミシュランガイドのホームページより

1つ星 or 2つ星レストランで食事をした場合の料金は以下のようになります。

※パリ在住のmeguguさんのブログの情報を参考にしています。

ランチ(1つ星 or 2つ星レストラン)
前菜 + メイン + デザート 70ユーロ(日本円で約1万3500円)
グラスワイン 12ユーロ(日本円で約1900円)
チップ 5~10% 8.2ユーロ(日本円で約1300円)
ランチ1回 90.2ユーロ(日本円で約1万4000円)
×3回 = 4万2000円
※2日目・3日目・4日目のランチ

ディナー(1つ星 or 2つ星レストラン)
前菜 + メイン + デザート 250ユーロ(日本円で約3万9285円)
グラスワイン 12ユーロ(日本円で約1900円)
チップ 5~10% 26.2ユーロ(日本円で約4100円)
ディナー1回 288.2ユーロ(日本円で約4万5300円)
×3回 = 13万5900円
※1日目・2日目・3日目の夕食、4日目は機内食

外食費合計 17万7900円

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現地移動用観光バス代

今回の自民党女性局のフランス・パリ研修は総勢38人という事ですので、パリでの移動は貸し切り観光バスを利用している様でしたので、料金を調べました。パリでの観光バスの貸切料金は以下の通り。※STARTRANSPORTSのホームページを参考にしています。

観光バス空港送迎 380ユーロ × 2回(1日目・4日目) = 760ユーロ(日本円で約12万円)
観光バス1日貸切 1040ユーロ × 2回(2日目・3日目) = 2080ユーロ(日本円で約32万7000円)
観光バス料金合計 44万7000円 ÷ 38人 = 約1万1800円/1人当たり

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自民党女性局のフランス・パリ研修の1人当たりの費用と参加者の自己負担額について

航空機105万円 + ホテル代19万8000円 + 外食費17万7900円 + 観光バス料金1万1800円 =143万7700円
1人当たりの費用143万円 

以上の事から、今回の自民党女性局のフランス・パリ研修の費用は1人当たり143万円と算出されました。そこで、話をグググッと元に戻しますと、この自民党女性局のフランス・パリ研修は、党費と参加者の自己負担金で賄われているというものでした。視察の日程は3泊5日で日程は以下のようなものでした。

自民党女性局のフランス・パリ研修の日程

1日目 羽田発 夕方パリ着
2日目 午前:フランス教育省担当者と意見交換 午後:上院議員、下院議員と意見交換
3日目 午前:パリの保育施設視察 午後:フランスの少子化問題の有識者と意見交換、全国家族金庫のレクチャー(日本大使館にて)
4日目 午前:自由時間 午後:19時パリ・シャルル・ド・ゴール空港発
5日目 午後:15時45分羽田着

ハードな日程とは言い難いですが、それでもまるまる1日オフの日もなく自由時間は本当に限られた時間しか取れないこんなスケジュールの研修、全額公費で負担してくれるのであれば、まー参加しようかなという気持ちになっても不思議じゃないですけど、

これ、自己負担でお金払って参加するとしたら
いくら出します?
って話なんですよ。

仮に自己負担金が100万円だったら、
参加します?

100万も払ってこんな研修出たくないわ!!

プライベートな時間がほとんどとれない研修旅行に100万円支払って行くなんて、ちょっと考えにくいですよね。。。

じぁ、50万円だったら参加します?

50万でも出たくない!!

50万円あったら、買いたかったあれも買えるし、これも買える、かなりいろんなことできますから。そうなんですよ、参加者は「自腹切ってます!!」って啖呵を切れるほどの額を負担してない可能性が非常に高いと思われます。一般人の感覚からすると自己負担金が10万円位だったら考えてもいいかな。。。というレベルじゃないですかねー。一般人にはなかなか手の出ない、ビジネスクラスで東京パリ間を往復出来て、かなりいいホテルに3泊して、3食、星付き高級レストランで食事が出来て、10万~15万円位だったら、自由時間があまりなかったとしても、「お得!!」「参加したい!!」と思う人は出てくると思うんですよ。

【追記】2023年8月4日に
国会議員以外の参加者の自己負担額が
20万円だったと判明しました!
※本記事の予想はちょっとズレてましたが、概ねニアピン賞といっていいですよね。

自民党女性局のフランス・パリ研修に参加した38人の中で、国会議員は松川るい議員、今井絵理子議員、広瀬めぐみ議員、梶原大介議員の4人のみで、その他の方たちは地方議員と一般の民間人との事。国会議員されている方達はだいぶ一般人の金銭感覚とずれている可能性ありますが、地方議員の方や民間人の方の金銭感覚なら、ボクみたいな一般人の金銭感覚とあまり変わらないでしょうから、この自民党女性局のフランス・パリ研修に38人もの参加者が集まったことを前提に考えると、この自民党女性局のフランス・パリ研修の自己負担金の額は10万円~15万円程(実際は20万円でした)で参加募集をかけたのではないか? と推測できるわけなんですよ。

そうなると1人当たり費用に対して
党費が130万円近く使われた計算になります!

130万円 × 38人 = 4940万円

要するにそういう事なんですよ、自民党女性局のフランス・パリ研修の旅費は、党費と参加者の自己負担金で賄われていると言っても、自己負担金なんて微々たるもので、研修費用のほとんどは党費 = 政党交付金 = 税金 ってことなんだと思います!

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まとめ

大炎上した自民党女性局のフランス・パリ研修、費用は党費と参加者の自己負担金で賄われていると、松川るい議員や今井絵理子議員が反論されていたので、どの程度の自己負担しているのかを推測してみました。あのようなスケジュールの研修旅行に100万円も参加費用を払う人はいないと思います。もっと有意義な100万円の使い方ありますからね。

なので、いくら炎上したからと言って「自腹を切っている」って事をあんまり大きな声で言って反撃の材料にしない方がいいのでは。。。と思っちゃうんですよ。たいした額、払ってなさそうな事、推測出来ちゃいましたから。

反撃したいのであれば、今回のフランス・パリ研修によって得られた見識から日本国民に有益な法案やシステムを作り上げてくれたらと思います。それが出来ないのであれば、議員の海外研修なんてなくていいと思います。自民党女性局のフランス・パリ研修に参加した38人全員の情報はありませんから、どんな方たちが参加されたのかはわかりませんが、せめて4人の国会議員、松川るい議員、今井絵理子議員、広瀬めぐみ議員、梶原大介議員が今後、なにかしら生み出してくれるものと期待したいです。今後の活躍に注目していこうと思います。

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追記 2023年8月4日 国会議員の自己負担額30万円、その他参加者の自己負担額は20万円と判明

自民党女性局のフランス・パリ研修の旅費について、38人の参加者に含まれていた4人の国会議員、松川るい議員、今井絵理子議員、広瀬めぐみ議員、梶原大介議員の自己負担額が報道されました。

国会議員の自己負担額は
1人30万円

これ、本記事で予想した10万~15万円の2倍の額になっていますが、38人全員がこの金額を負担したわけではなく、国会議員の自己負担額ですこの発表の仕方ですと、国会議員以外の参加者の自己負担額は30万円ではないという事になります。国会議員以外のその他の参加者の自己負担額が、国会議員の自己負担額よりも多いというのは考えられませんから、地方議員の方や民間人の方たちはもっと低い自己負担額だったことが容易に想像できます。国会議員以外の参加者の自己負担額は、やはり10万円~15万円程度というのはいい線行っていると考えられます。

【追記】2023年8月4日に
国会議員以外の参加者の自己負担額が
20万円だったと判明しました!

この4人の国会議員の自己負担額と
その他の参加者の自己負担額に
差額があるということは、

国会議員の4人だけ、
ファーストクラスを利用した
可能性が高まりました。

羽田↔パリ間のファーストクラスの料金は片道164万8500円で往復だと329万7000円という事になります。さらに、松川るい議員は8歳~9歳になる子供さんをフランス・パリ研修にさんかさせていました。14時間近く親と離れて飛行機内で着席したとは考えにくいのでおのずと松川るい議員の子供もファーストクラス利用したと推測できます。そうなるとファーストクラスの料金がもう1席分加算されたことになります。松川るい議員は、「子供の旅費は全額自己負担している」と述べていますが、研修費用を30万円しか負担していない松川るい議員が、子供のファーストクラスの座席料金(ビジネスクラスとの差額分)の約168万5250円~224万7000円を支払ったとは到底考えられません。

自己負担額の差額があるということで、
宿泊したホテルの客室も
他の参加者よりもグレードの高い部屋
宿泊したのではないでしょうか?

逆に国会議員の自己負担額と、その他の参加者の自己負担額にはっきり差をつけておかないと、国会議員の参加者だけファーストクラス利用であったり、ホテルの客室が良かったりする理由づけがされているのではないでしょうか。。。

なんかいろいろ、
感じ悪い研修旅行に思えてきました!!

この自民党女性局のフランス・パリ研修の件、週刊誌などの取材が入って、今後いろいろ明らかになってくるかもしれません。恐らく、日本国民が納得できものではないと思われます。騒動はどんどん加熱していくかもです。参議院では今年、ガーシー元参議院議員を除名処分にしましたけど、それくらいのことをやらないと、この大炎上は治まらないかもしれませんね。。。今後の動向に注目しましょう!

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