【アンチヒーロー】緋山と「糸井一家事件」の志水との関係は?

最新情報を追記しています!
※この記事のドラマ考察は残念ながら外れでした。
追記に答えが書かれています。

TBS日曜劇場「アンチヒーロー」、5月26日に第7話が放送されました。第6話以降、ドラマ冒頭で登場していた緋山(演 岩田剛典) が再登場して注目を集めています。明墨(演 長谷川博己)が緋山に対して「12年前の例のもの」を探させるなどしていることから、緋山が12年前の「糸井一家殺人事件」に何かしら関係していると考えられていますが、具体的にどのように関わっていたのかがまだ明かされていません。緋山が12年前の「糸井一家事件」とどのように関わっていて、死刑囚・志水とはどういう関係だったのか? について考察します。

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再登場の緋山とは、どんな人物?

緋山(演 岩田剛典) はドラマの第1話・第2話で扱われた「羽木精工社長殺人事件」の容疑者として起訴されましたが明墨(演 長谷川博己) が無罪判決を勝ち取っています。しかし裁判の後、見つかれば検察側に有利になると言われていた重要証拠「返り血を浴びた緋山の作業着」を緋山自身が廃棄物処理場に捨てるシーンがあり、そこを赤峰(演 北村匠海) にも目撃されていた事から、「羽木精工の事件」で本当に緋山はやってないのか? とドラマを観ていた視聴者全員が疑心暗鬼に陥る、というモヤモヤした状況が続いています。緋山が本当に「羽木精工の事件」で無罪だったかどうかの考察は下記の記事にまとめていますので、興味のある方はお進みください。

【アンチヒーロー】緋山と「糸井一家事件」の志水との関係は?

結論から言いますと、
12年前の「糸井一家事件」、
被害者の糸井、犯人とされる志水、そして緋山は
同じ西千葉建設の社員だった
と推測します。
糸井と志水は同僚という事でしたから
緋山は二人の部下、もしくは後輩
という事になると思います。

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どういうことか?
以下で解説します。

緋山が12年前の「糸井一家事件」にどう関わっていたか?

そのヒントは第2話に隠されていました。第2話では「羽木精工の事件」が扱われており、社長の命を奪ったとして、緋山が被告人となっていました。この事件では検察と、DNA鑑定する大学教授が結託して、証拠を捏造し、緋山を有罪にしようとする回でした。

この時捏造された証拠は、「亡くなった被害者の爪の間にあったDNAが緋山のものと一致した」というものでしたが、実際には被害者の爪の間に緋山のDNAなどついていませんでした。そしてその流れで、明墨法律事務所の青山(演 林泰文) がヒントとなるセリフを口にします。

ヒント
緋山は過去に
合法的に警察にDNAを採取されていた、
だから今回、そのDNAが
証拠の捏造に利用された

と話していました。

緋山は過去にも警察の捜査対象になったことがある、という事です。しかもDNAまで採取されていたという事は、かなり犯人に近い存在だったと推測できます。

では、
緋山が警察にDNAを採取されたのはいつなのか?
という事です。

それが12年前の
「糸井一家事件」の際ではないか?
と推測します。

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12年前の「糸井一家事件」は当時、会社員の志水が同僚だった糸井さんが自宅で催した食事会に招待され、その際、飲食物の中に毒(硫酸タリウム) を混入させ、糸井さん本人、妻、娘、の3人の命を奪った事件とされています。(※この情報は第6話の終わりの方で、赤峰がネットで「糸井一家事件」の裁判官が誰だっかを調べた際、瀬古判事(演 神野三鈴) だったことを報じるネットニュースの記事の中に書かれています)　志水と糸井は同じ会社の同僚で二人は共謀して会社の金を横領していましたが二人の間でトラブルが発生したために、志水が犯行に及んだ、というものです。※「糸井一家事件」の詳細についてはコチラ

緋山が「糸井一家事件」の関係者であり、
その捜査で警察から合法的に
緋山のDNAを採取されていたのであれば、

緋山もこの糸井さんが催した食事会に
志水と共に参加していた可能性が高く、
緋山は事件の「参考人」、
もしくは「重要参考人」レベルの人物だった
と考えていいと思います。

この「糸井一家事件」は第6話で、同じく千葉県で起きた「西千葉建設横領事件」から派生した事件だという事が分かっています。上記の内容と合わせて考えますと、

糸井、志水、緋山は西千葉建設の社員であり、
緋山は二人の部下、または後輩だった
という上記の結論に達するわけなんですよ。

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明墨が冤罪の志水を救うため、今、動き出した理由

12年前、2012年に「西千葉建設横領事件」が起き、それに派生して「糸井一家事件」が起きました。どちらも伊達原検事(演 野村萬斎) が陣頭指揮をとって捜査に当たりました。「糸井一家事件」の担当検事は当時検事だった明墨でした。

検事だった明墨は当然、緋山にも取り調べを行っていたはずです。要するに明墨と緋山は12年前に会っていた事になります。緋山はDNA採取までされていますから、この事件においては、参考人、もしくは重要参考人といえるほどの人物だったはずで当時の検事だった明墨にとっても印象に残っている人物だったと思われます。

現在は頭キレキレの明墨ですが、12年前は、上司の伊達原と千葉県警の倉田(演 藤木直人) が結託して志水に有利な証拠を隠蔽していたことに気付けませんでした。当時の明墨検事は、志水を起訴し死刑を求刑してしまいます。裁判では、求刑通りの死刑判決が出て、志水は控訴もせずに死刑判決を受け入れ裁判は終了してしまいます。

しかし、今から6年前、恐らく桃瀬礼子(演 吹石一恵) からの手紙で、志水死刑囚に冤罪の可能性があると知らされます。

桃瀬礼子はその知らせを最後に恐らく自ら命を絶ってしまった可能性があります。桃瀬礼子がどういう人物なのかについての予想は以下の記事に詳しくまとめています。

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それでも明墨は
すぐには動きませんでした。
というか
動けなかったんだと思います。

志水死刑囚を無罪にするためには、
緋山が持っている情報が
どうしても必要だった
んだと思います。

緋山は「糸井一家事件」後に、西千葉建設を辞めてその後の行方が分からなくなっていたようです。明墨は検事を辞め弁護士に転身し、6年間、志水を救うための準備をしていたところに、大田区の「羽木精工社長殺人事件」で緋山が逮捕・起訴されたことでようやく明墨は緋山を見つける事が出来た、という事なんだと思います。

死刑囚の志水を無罪にするための
ピースがすべてそろったのが2024年の今だった。
そしていよいよ明墨が動き出した
と考えます。

明墨が必死に緋山を探していた事は、第8話予告編で、明墨が緋山に「あなたをず～っと探していました、12年前の事を覚えていますか?」と話しかける言葉ににじみ出ています。

第8話予告
「あなたをず～っと探していました」