【風間公親-教場0-第3話】冒頭に出た「4日前」のテロップの意味は?／感想ネタバレ有

2023年4月25日2023年6月26日

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4日前テロップ — 「風間公親-教場0-」第3話に出た「4日前」のフレーム
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2023年4月24日の放映された「風間公親ー教場0ー」第3話「毒のある骸」の冒頭で、上記の「4日前」の黒い背景のテロップが出て混乱された方、少なからずいらしたのではないでしょうか? なぜかというと、「風間公親ー教場0ー」の第1話でも、冒頭で、「47日前」と書かれた同様の黒い背景のテロップが登場していいたためです。

ミステリードラマの好きな方たちは、こういった何気ないシーンが後々事件と大きくかかわってくることを知っておられます。第1話で登場した「47日前」の画面は、風間公親が千枚通しで右目を刺される大雨のシーンの直後に挿入されていたので、この黒い背景の「何日前」のテロップは、風間公親が右目を失ってしまう運命の日までのカウントダウンであると、第1話を観ていた多くの視聴者が考えたはずです。

しかし、第3話冒頭で、その黒い背景のカウントダウンがいきなり「4日前」と出たので、「えっ!?　どういう事!?」ってなったと思うんですよ～。「4日後にもう襲われちゃうの?」「まだ、第3話なのに?」「もう、時系列めちゃくちゃ!」となった方が相当数いらっしゃると思います。

この記事では、第3話冒頭で出た黒い背景の「4日前」と書かれたテロップの本当の意味について解説していきます。

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【風間公親-教場0-第3話】でドラマ冒頭に出た「4日前」のテロップの本当の意味は?

結論から言いますと、「風間公親ー教場0ー」の第3話「毒のある骸」の冒頭で出て来た「4日前」のテロップは、風間公親が襲われて右目を刺された襲撃事件の日のカウントダウンではありません。

「4日前」のテロップは新米刑事の隼田聖子(演新垣結衣)が風間道場に配属され初出勤早々、事件発生の一報が入るのシーンの直後に挿入されており、単純に「この事件発生の4日前」という意味合いで挿入されたテロップなんですよ。なので、風間公親が襲われる日のカウントダウンではありません。

さらに詳しく言いますと、「風間公親ー教場0ー」の第1話で登場した「47日前」のテロップと今回の「4日前」のテロップは似て非なるものなんですよね～。

「風間公親ー教場0ー」の第1話で登場した「47日前」のテロップ

47日前テロップ — 「風間公親ー教場0ー」の第1話で登場した「47日前」のテロップ
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第3話の冒頭で出て来た「4日前」のテロップ

そう、縦表示と横表示の違いがあったんですよ。通常のドラマで時系列が変化する際に入るテロップは、こんな背景真っ黒にして意味ありげな雰囲気にはしませんよね。第1話での「47日前」のテロップの印象が強かっただけに、、第3話の「4日前」のテロップも同じものと勘違いしてしまいます。そうなると、「まだ第3話なのに4日後には風間公親、もう右目を刺されちゃうの!?」ってことになりますから、え?! どういう事?! ってなって混乱しちゃいますよね。風間公親が右目を刺される事件の真相解明が、「風間公親ー教場0ー」の肝になるエピソードなので無理もありません。

これ、めっちゃわかりずらい!

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「風間公親ー教場0ー」はストーリー上の時間の流れ、時系列が分かりずらい作りのドラマ

「風間公親ー教場0ー」は現時点で3話放映されていますが、はっきり言ってドラマのストーリー上の時間の流れ、時系列がとても分かりづらいです。「風間公親ー教場0ー」は1話1事件というこれまでの刑事ドラマのパターンとは異なり、1話2事件が描かれたりする場合があります。しかし、事件が解決したというシーンがきちんと描かれておらず、事件の節目、ストーリーの節目が分かりずらくなっています。

今回の第3話も犯人の椎垣久仁臣教授(演佐々木蔵之介)が風間公親に犯行の証拠を突き付けられて、観念する様子は描かれていますが、手錠をはめて連行するシーンなど一般的な刑事ドラマで流れる事件解決のシーンがないことから、この事件はもう片付いたのか? がよく分らないんですよ。

第3話は隼田刑事が風間公親から転属届を書けと突き付けられるシーンで終わっています。第4話はまた別の事件が用意されているようなんですが、椎垣久仁臣教授の事件はもうこれで終わりなの? と疑問の余地が視聴者側に残ってしまっています。視聴者は娯楽の一環としてドラマを見ているわけなので、この気分は正直、気持ちのいいものじゃないですよね。

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第3話「毒のある骸」の事件のあらすじを時系列で整理

第3話の時系列を整理すると以下のようになります。

シーン

冒頭隼田刑事と娘の朝のシーン～風間道場初出勤

令和元年(2019年)1月30日

隼田刑事と娘の朝の生活風景から第3話がスタート。

娘は学校へ、隼田刑事は神奈川県警捜査一係指導官室に初出勤。

隼田刑事は3日後(2月2日)に祖母の葬儀があるため忌引きの申請をします。

初出勤早々、変死体発見の一報が入り、現場に臨場する風間公親と隼田刑事。。。

シーン

「4日前」のテロップ

ここで、問題の黒い背景に「4日前」のテロップが出ました。
「4日前」は隼田刑事が神奈川県警捜査一係指導官室に初出勤した日から遡って4日前、という意味です。

シーン

愁明医科大学法医学教室の司法解剖時に事故発生

令和元年(2019年)1月26日

愁明医科大学法医学教室で青酸の服毒で亡くなったとみられるご遺体を司法解剖中、助教授の宇部祥宏(演浅利陽介)がご遺体の胃の中に充満していた青酸ガスを吸い込んで倒れてしまう事故が発生。

この司法解剖の執刀医であり責任者であった椎垣久仁臣教授(演佐々木蔵之介)は、次期医学課長に就任が内定しており、この事故の発覚は出世に影響すると考えて事故を隠蔽。

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「風間公親－教場０－」4月10日月曜よる9時スタート【フジテレビ開局65周年特別企画】(@kazamakyojo)がシェアした投稿

シーン

容態が回復した宇部助教授の自宅で殺人事件発生

令和元年(2019年)1月29日
隼田刑事、風間道場初出勤の前日

解剖事故で青酸ガスを誤って吸ってしまった宇部助教授、3日ほど大学を休んで体は回復。今回の事故の事は椎垣久仁臣教授から口止めされていましたが、それに逆らい大学に報告すると椎垣久仁臣教授に告げたことで、宇部助教授の自宅を訪ねて来た椎垣久仁臣教授に毒を盛られて命を奪われてしまいます。

宇部助教授は苦しみながら、家の外に這い出して屋外で絶命。なぜ屋外に出たのかが謎となっていました。

シーン

シーン1にループします。変死体発見の一報が神奈川県警捜査一係に入ります。

令和元年(2019年)1月30日
ここでドラマ冒頭の「シーン1」隼田刑事の初出勤の場面に時間軸が戻ってきます。

隼田刑事は火葬場が混んでいて祖母の火葬が遅れてしまったことで葬儀まで時間がかかってしまったことを説明しますが、事件が発生したため、申請した「忌引き」を取り下げようとします。しかし風間公親は、3日後の葬儀の日までに事件を解決して葬儀に出席しろと伝えます。

同日、風間公親、隼田刑事立ち合いの元、宇部助教授は椎垣久仁臣教授によって司法解剖され、犯罪の証拠が隠滅されてしまいます。宇部助教授は青酸塩服毒により自ら命を絶った、と結論付けられてしまいました。

隼田刑事も宇部助教授は自ら命を絶たれたと結論付け風間公親に報告するも、すでにこれは殺人事件だと感ずいている風間公親は、「他殺の証拠はすでに転がっている」と隼田刑事に伝え、よく考えろと指示。解明できなければ交番勤務に戻れと伝えます。

◢◤ 𝘾𝘼𝙎𝙀: 𝟬𝟯 毒のある骸 ◢◤

今日もご覧いただき
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— 「風間公親−教場０−」5月1日月曜よる9時から第4話放送！【フジテレビ開局65周年特別企画】 (@kazamakyojo) April 24, 2023

シーン

隼田刑事は「なぜ、宇部助教授は屋外に出て絶命したか?」の謎を追求

令和元年(2019年)1月31日

宇部助教授が苦しみながら自宅から出て、なぜ坂を上ろうとしたのか? の謎を隼田刑事が探ります。

宇部助教授が向かった坂の先には県境の崖があることを発見。宇部助教授が屋外に出て亡くなった理由を掴みます。

そこへ、隼田刑事の元に娘から電話。具合が悪いので帰ってきてほしいと懇願され、隼田刑事は自宅へ戻り娘の看病にあたります。

しかし、隼田刑事、その報告を風間公親に一切せず。夜になって風間公親から電話が入り、翌日、証拠を突き付けて椎垣久仁臣教授を仕留めろと指示が来ます。

シーン

隼田刑事が椎垣久仁臣教授を追い詰めるも。。。

令和元年(2019年)2月1日

風間公親と隼田刑事は椎垣久仁臣教授を仕留めるべく、愁明医科大学に乗り込みます。

隼田刑事は、宇部助教授を再解剖するという切り札を椎垣久仁臣教授に突きつけますが、椎垣久仁臣教授は宇部助教授のご遺体はすでに火葬されていると隼田刑事に告げます。椎垣久仁臣教授逮捕の切り札を失った隼田刑事は絶望するも、風間公親は前日、宇部助教授の火葬をストップさせており、ご遺体の証拠は確保されていることを椎垣久仁臣教授に告げ、観念させました。

それを聞いた隼田刑事、この日は娘の風邪がうつって体調不良だったようで、現場で倒れ気を失ってしまいます。

その夜、県警の医務室で意識を取り戻した隼田刑事。

隼田刑事は、椎垣久仁臣教授が宇部助教授の命を奪った証拠が、宇部助教授のご遺体に残されていると結論付けたのに、宇部教授のご遺体の確保までしていなかった。隼田刑事の完全な落ち度です。隼田刑事がそこに気付けなかったのは、娘の事で捜査に支障をきたしていたからで、「隼田刑事の全力が捜査に向けられていない」として、風間公親から転属届を突き付けられます。

第3話終了→第4話へ

隼田刑事の祖母の葬儀は、翌日の2月2日です。第3話で何もかも決着がついておらず、ドラマの見ごたえとしてはモヤモヤが残り爽快感に欠けるドラマ構成になっています。

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まとめ

「風間公親ー教場0ー」の第3話に登場した「4日前」のテロップが何を意味していたのかについて第3話を時系列で整理しながら解説しました。「風間公親ー教場0ー」では、第1話にも「47日前」というテロップが出ていたりと、視聴者に時間の経過を意識させようとしていますが、ドラマの作り上、単なるシーン替わりなのか? それとも日にちが変わったのか? を判断しずらい感じになっています。風間公親も隼田刑事も衣装は地味なので、着替えていてもなかなか気づきにくく、時間が経過している様子がとても掴みずらいです。

そう考えると、指導官室の事務員、伊上幸葉(演堀田真由)が警察事務員らしからぬ衣装で登場している理由は、もしかしたら、シーンの中で日にちが変わったかどうかを意識させるためのものかも? と思うようになりました。

指導官室の事務員、伊上幸葉(演堀田真由)

木村拓哉“風間”が語った“千枚通し”に関する言葉に「少しずつ見えてくるのが怖い」の声も…「風間公親－教場0－」第3話https://t.co/VYdksuN1Zx #教場0 #木村拓哉 #新垣結衣
— シネマカフェ／cinemacafe.net (@cinema_cafe) April 24, 2023

伊上幸葉の衣装はド派手なので、衣装が変わると必ず目につきますからね。「あーこれは、さっきのシーンつながりではなく、翌日になったのね」とすぐに理解が出来ます。

◆　教場0の堀田真由は派手過ぎ?実際の神奈川県警の警察事務員の服装ってどんな感じ?についてはこちらの記事にまとめています!下記からお進みください!
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実際の神奈川県警の警察事務員の服装ってどんな感じ? 教場0の堀田真由は派手過ぎ?　

恐らく今後も「風間公親ー教場0ー」では「何日前」テロップが表示されると思いますが、何から何日前なのか? を注意して見ていく必要がありそうです。

第3話のツッコミどころとしては、助教授の立場だった宇部祥宏が、青酸塩の服毒で亡くなった疑いがあるご遺体の解剖時にマスクが不可欠な事を理解していないって言うのはとても不自然です。経験の浅い研修中の学生ならともかく、助教授ですからねー。。。ちょっと理解しずらい点です。

また、第3話では風間公親が眼鏡を外すシーンは一度もありませんでした。風間公親は襲撃されて右目を失う事件の時だけ、眼鏡をかけていないことの説明を、ドラマを見ながら探していますが、うーん、その辺がちゃんと描かれているのかは微妙な感じになっています。。。

まー何はともあれ、第4話も楽しみです!